アオシマ 1/24 日産 R35 GT-R Spec-V '09
購入:2020/07頃 製作開始:2021/06/26? 完成:2022/03/14
ボディ色:ガイアノーツ プレミアムシリーズ GP-09 プリズムブルーブラック
■購入の経緯
プラモ製作を再開してコスモスポーツ、ポインター、2000GT、エスプリなど劇中車を数台買った頃だと思う。劇中車そのもののキットがなくても、市販車をいじるかそれらしい塗装で劇中仕様にするのも面白そうだと思い付いた。さて何を作ろう。
まずは好きでよく見るTVドラマ「相棒」で、2代目相棒こと神戸尊(演:及川光博)が乗っていたGT-Rにしよう。相棒登場車では一番かっこいいし、現行かつ人気車なのでキットは普通に出ているだろう。特撮ではないので改造も必要ない(ネット上には、劇中のGT-Rを再現した上に、杉下右京(演:水谷豊)や神戸のフィギュアを自作したり、キットがないので複数のキットを組み合わせて大改造し、刑事コロンボの愛車プジョー403に仕立てている猛者もいたが、そこまではやらない)。
スカイライン&GT-Rはいい車で人気もあるが、筆者的にはヤンキーなイメージも強く魅力を損ねていた。しかし相棒への登場でやはりかっこいいなと思うようになった。これも人気ドラマ&人気車種なのでネットですぐに調べがついたが、神戸のGT-Rは前期型(2009年式)。キットだとアオシマのSpec-V '09が近いようでこれを購入した。
■計画と準備
ただし神戸のは2シーター、キットは4シーターだ。ううむ、まいっか、どうせ車内はよく見えないから、そのまま組んで外見だけ塗装でそれらしくしよう。
そしてその塗装は、劇中車は普通にソリッドカラーの真っ黒なのでそう塗ればいいのだが、それだとクラウンやベンツなどいわゆる「黒塗りの車」みたいで、面白くないというかグッと来ない(笑)。
実は相棒の映像はフィルターをかなり強くかけて色味をいじっており、特に青系が印象的だ。また神戸の服は紺系が多い。というわけでポインター同様に番組の世界観を反映させ、わずかに青に振ってみよう。最初は黒の上にクリアブルーを吹く、次にメタルダークブルーに黒を混ぜるなどの方法を考え、実際にメタル〜は購入したが、タイミングよく、過去に限定生産されたプリズムブルーブラック(偏光パールカラー)が復刻発売されたので、おおこれじゃん!と思って買った(メタル〜は他で使うことにしたので無駄にはならない)。
さらにアオシマが任意の文字・数字のナンバープレートをオンラインで作れるサービスを始めたので、これも利用する。神戸のナンバーは「練馬331 に37-10」だ。デカールシールの用紙も購入。
■製作過程
組立説明書と劇中車の画像を見比べて異なる箇所は仕様を変更して進める。ホイールの色(指示はブラック→シルバー)やブレーキキャリパー(同シルバー→メタリックオレンジ)だ。メタリックオレンジはシルバーの上にクリアオレンジを塗り、小さい部品ながら初のキャンディ塗装となった。
模型雑誌等には「メタリック色の下地は基本的に黒が良い」と書かれ、これまでにも試したもののあまり実感は湧かなかった。しかし今回は特に黒鉄色(ガンメタリック)の下地で非常に効果があった(=白い成型色のまま塗るのとは違った)。なるほどね。
さらに、実車ではカーボン素材のフロントグリルとリアウイングにハセガワのカーボンフィニッシュを貼り(初導入)これも効果を上げた。
■完成
ボンネット開閉可能&エンジン再現なので部品点数はこれまでで一番多く製作に時間も要したが、新しい試みもいくつか行い満足度は高かった。またこれまでで最も新しい車種しかもスポーツカーなので、デザインは今風だし筆者が好きな「塊感」もある。人気があるのもうなずける。(敬称略。command Z)