語り継ぐVERITA―校正者の独り言―

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     先日会社のランチ会に参加した時の話ですが、このブログの私の投稿についての評判を聞きました。「自民党批判で悪評高い」「てーるはっぴーの書いていることがヴェリタの意見だと思われると困る」だそうです(この機会にはっきりさせますが、私の文章は私の個人的見解であって、株式会社ヴェリタの見解ではありません。誤解なきようお願いします)。

    評判は悪いようですが、何はともあれ、読まれていること、そして反応があったことは嬉しいです。だいぶ前に「てーるはっぴーさんですよね?」と聞かれたことはありましたが、具体的に投稿を批評されたのは初めてです(「国士っぽい」と言われたような気もするんですが…。うろ覚えで申し訳ない)。そしてネガティブな評価なのもありがたいです。「面白かったです」と言われるのもいいですが、我ながら下手でワンパターンな文章、突っ込まれない方が不思議なくらいです。

    でも、批評される立場で書くのもなんですが、予想通りの意見だな、とも思っています。今の政権や世情に批判的なことを主張すると、「政治的発言」とネガティブな反応が返ってくる事例がよくあります(「政治的」ということは別にネガティブじゃないと思うんですけどね。無関心層が多いからというのもあるのだろうけど、政治に無関心というのも「政治的」だと思います)。

    しかし、私の意見って「困る」んですかね。確かに賛否両論分かれるテーマを取り上げたことはあるし、自民党に批判的なことも書いてきました。でも、世論調査をみると、一番好きな政党を自民党、と答える人は半分もいないし、安倍内閣の支持率は安定しているといっても、だいたい45%から60%弱といったところ。個別の政策では反対が賛成を上回っていることもあります。

    http://www.nhk.or.jp/senkyo/shijiritsu/

    https://www.ntv.co.jp/yoron/

    https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_politics-support-cabinet

    https://www.tv-asahi.co.jp/hst/poll/201907/index.html

    https://news.tbs.co.jp/newsi_sp/yoron/backnumber/20190706/q3-1.html

     

     意外と多くの人が思っていることを書いてきたつもりですが、どうでしょうか。

     それとも「政治的な話題を出すこと」そのものが問題なんでしょうか。でも、校正者が政治的な話題を書いちゃいけないというわけではないし、大前提として事実でないこと、差別的なことは書かないようにしてきたつもりです。今まで書いてきたことに間違いや差別的な記述があるなら謝罪の上訂正しますが、「政治的である」ことが問題だというなら、それは違うと言うだけです(官房長官風に「それは当たらない」の方がウケそう?)。

     それにここで政治の話題をしなくなったらヴェリタに何があった、なんていろいろ憶測を呼び…、そこまで話題にはなっていないか。

    (てーるはっぴー)

    | co-verita | 雑ネタ | 23:50 | - | - | - | - |
    色への思い入れ その2:オレンジ色(橙色)
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      色への思い入れ その2:オレンジ色(橙色)

       

       第2回目はオレンジ色(橙色。以下オレンジ)を取り上げる。

       オレンジは、初めは特に好きでも嫌いでもない色だった。性別や色に関して偏見のない環境で育ったので、子どものころから真っ赤なシャツなども着ていたが、男子向けでオレンジやピンクの服は世の中にあまりなかったのではないか。

       オレンジを意識した古い記憶の一つが 特撮TVドラマ「人造人間キカイダー」だ。ヒーローが戦う悪の組織のアンドロイド(ダーク破壊部隊)の名は、原則として「色名+動物名」の形を取る。第1話はグレイサイキング=灰色のサイ、うん。第2話はグリーンマンティス=緑のカマキリ、うんうん。第3話はオレンジアント…オレンジの蟻? しかしこれが、蟻酸が武器だというイメージに合っていて、なかなかよかったのである。

       特撮では「ウルトラマン」の科特隊と「帰ってきたウルトラマン」のMATの制服の色がオレンジだった。新マンは当然、初代へのオマージュの意味があったのだろう。当時は「だからオレンジはかっこいい」にまでは至らなかったが、この2作品でオレンジが印象づけられた。後年、高校の文化祭で、上級生がウルトラマンもどきの映画を作っていたが、やはり防衛隊の制服の色はオレンジであった(水泳部のジャージがオレンジだったのを利用していた)。

       次作「ウルトラマンA」の第3話には、超獣バキシムが登場した。それまでのウルトラ怪獣は、比較的地味な色をしていた。ところがAに登場するのは、異次元人ヤプールが合成した、怪獣より強い「超獣」であり、それを強調するためか、造形はやや過剰で、色も派手なものが多かった。例えば第1話に登場したベロクロンは、全身からミサイルを発射し、体は赤と青のツートンカラーである。強いんだろうなとは思ったが、どこかおもちゃっぽいなとも感じたものだ。

       その中にあってバキシムは、対照的な2つの要素をうまくまとめた、派手ではあるが洗練されたデザインであった。前面は灰色がかった生物らしい有機的な、背面は鉱物の結晶を思わせる無機的な造形で、これが鮮やかなオレンジだったのである。そしてこれはオレンジとは関係ないが、バキシムには「空を割って空間を移動できる」能力があり、天空がまるでガラスのようにパリパリと割れる秀逸な演出が、「異次元から来た」ことを視覚的に強烈に印象づけた。現在でも「怪獣総選挙」のようなイベントがあると、レッドキング、ゴモラ、ゼットン、キングジョー、ベムスターといった強くて有名な怪獣に交じって、バキシムが人気上位に顔を出すのもうなずける。

       そしてオレンジと言えば、レッド・ツェッペリンである。ロックバンドの最高峰であり、 ジョン・ボーナム(ボンゾ)は最も好きなドラマーである。

       ツェッペリンは中学のときから好きでよく聴いていたが、当時はロックバンドが動く映像を見られる機会は少なく、筆者は映画「狂熱のライブ」を高校のときに初めて見た(当時の渋谷東急)。曲がいい、演奏がうまい、動きがかっこいい…「狂熱のライブ」は今でも一番好きな音楽映画だ。4人のメンバーを1人ずつフィーチャーしたシーンも挿入され、現在までのロックにある要素で、当時の彼らがやっていないのは「打ち込み」だけである。

       中でも強い印象を残した一つが、ボンゾが叩くラディックのアンバー(オレンジ)ビスタライトだ。筆者は当時まだドラムを始めておらず、楽器の知識がなかったので、本格的なロックバンドであるツェッペリンが、ギミック的な意味合いの強い(と当時は思っていた)アクリル製の透明なドラムを叩くのが面白かった(アクリルのドラムが木製に遜色ないというのは、後に知った)。

       由来やこだわりはわからないが、ツェッペリンはデビュー当初からオレンジを印象的に使ってきた。1stアルバムのジャケットは、墜落する飛行船がモノクロで描かれた中、バンドロゴだけがオレンジである。裏ジャケは全体が薄いオレンジだ。また5thアルバム「聖なる館」のジャケットは、北アイルランドのジャイアンツコーズウェーと子どもたちの写真を加工してあしらったもので、全体の基調色はオレンジ。解散後に出た4枚組ベストアルバムもオレンジ基調である。

       こうしてオレンジは自分の中で「格」が上がっていき、好きな色の一つになった。目立つし他と区別しやすいので、いくつか登録しているSNSのアイコンはすべてオレンジだ。PCやスマホの画面を高速でスクロールしても、すぐに目に留まって便利である。(command Z)

      | co-verita | 雑ネタ | 20:00 | - | - | - | - |
      色への思い入れ その1:青緑(エメラルドグリーン)
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        色への思い入れ その1:青緑(エメラルドグリーン)

         

         子どものころから色彩感覚には優れていたと思う。絵を描くのは得意、クレヨンや色鉛筆のセットがあるとすぐにグラデーション順に並べ、母親には服のコーディネートについて意見を求められた。

         10代後半から、好きな色は?と尋ねられたときは白と答えていて事実そうなのだが、他にもいくつか特定の色に思い出や思い入れがある。それらについて不定期に書いていこうと思う。第1回目は青緑(エメラルドグリーン)。

         

         この色を最初に意識したのは、国鉄103系電車の常磐快速線用の塗色である。常磐快速103系の登場は1967年末だから、その前後の時期のことだろう。実車より先に鉄道の絵本で写真を見た記憶があり、山手線はウグイス色、総武線はカナリア色などと書かれている中に「エメラルドグリーン」とあったのが印象に残っている。

         

        ・青緑という色名と、どんな色かは知っていた。もちろん緑や黄緑も知っていた。混色についての知識もあった。

        ・エメラルドという宝石があり、(いわゆる青緑ほどは青みが強くない)緑色をしていることも知っていた。

        ・青緑をエメラルドグリーンとも呼ぶことは、このとき初めて知った。

         

         また、同じころ、

        ・12色の色鉛筆や絵の具のセットに、黄緑は入っているが青緑はないんだなと思っていた。世の中にあまりない=使う機会が少ない色だからかなと漠然と考えていた。

        ・小学校中学年くらいになると、文具店ではセットにない色をバラ売りしており、あおみどり、うすぐんじょう、あかむらさき、こげちゃいろなどがあると知って喜んだ。

        ・昆虫図鑑を見て、アオスジアゲハやミカドアゲハが好きになった。後に実物を見たときは感激した。

         

         青緑で次に強く印象に残っているのは、初代トヨタセリカ(1970-)である。それ以前にもいわゆるスポーツカーはあったが(トヨタ2000GT、日産フェアレディ、マツダコスモスポーツ、いすゞ117クーペ、ホンダS800など)、それらは物心ついたときにはすでに存在しており、まったくの新車として登場したセリカは魅力的に見えた。このセリカの広告でメインに使われていたボディカラーが青緑で、しかもメタリックカラーだったのである。青緑への思い入れは増した。

         

         中学に入ると本格的に鉄道を趣味とするようになり、営団地下鉄(当時)の資料を本社まで行って入手した。営団は有楽町線、都営は6号線(現・三田線)が最新路線だった時代である。資料の中に今後の路線計画図があり、13号線まで計画があること、未開業線は路線名が定められておらず数字で呼ばれていること、番号順に開業するわけではないこと、未開業線もラインカラーは決まっていることなど、興味深かった。

         中でも気になったのは「7号線」(現・南北線)である。1〜6、8、9号線がすでに開業しているのに未開業(工事も始まっていなかった)。同級生が住んでいた「岩淵町」(現・赤羽岩淵)や、「清正公前」という面白い名の駅(現・白金高輪)を通る。そしてラインカラーは青緑(営団の資料では「エメラルド」)。7号線は何ともミステリアスな存在だったのだ。工事・開業が計画番号の割に遅かったのはおそらく、沿線開発が急速に進んだ東西線などと違い、沿線人口・需要がそれほど多くなかったのではないかと推察する(実際、現在も6両編成で運行している)。

         

         青緑は、言ってみればレアな色である。純色の色相環に含まれるにもかかわらず、自然界には少ない。青緑色の花はほぼなさそうだし、動物では一部のチョウ、甲虫、爬虫類、魚類くらい、あとは鉱物にあるくらいか。

         人工物(地下鉄のラインカラー等)に使う場合も、黄緑に比べて登場する機会が少ない。これは、緑と黄の明度差より、緑と青の明度差の方が小さいので、緑・黄緑・黄は区別しやすいが、緑・青緑・青は区別しにくいことが理由であろう。企業のロゴも、ニトリや花王があるくらいだ。

         かくして青緑は筆者にとって、ちょっと特別な存在の色なのである。(command Z)

        | co-verita | 雑ネタ | 18:43 | - | - | - | - |
        もっとテレビに世界史を
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          もっとテレビに世界史を

           

           前回モロッコがAUに加盟したというニュースを知って、ある思いが浮かんだ、と書きました。それは「世界史」をテーマに掲げて、世界各地で起きていることを地域や時代の枠を超えて言及するテレビ番組があったら、という思いです。

           なぜ「世界史」なのか、というと私が学生時代から慣れ親しんできた学問だからです。世界の様々な出来事を通して知る喜びを教えてくれたと同時に、世界が平板で画一的なものではないことを示し、じっくりものを考えることの大切さも教えてくれたのが世界史です。今でも学び続け、考え続けたいし、もっと多くの人に世界史の良さが伝わればと思っています。

           そして、なぜ「テレビ番組」か? 他の媒体と比べて、テレビは世界史関連の情報発信が少ないと思えるからです。出版不況と言われるご時世でも世界史の本は比較的活発に刊行されているし、ネット上には世界史の用語集や事件をまとめたサイトが結構あります。私もよく下記のサイトを読んでいます。

           

          ・世界史の窓(世界史学習のための用語集が充実 http://www.y-history.net/

          ・歴ログ(世界史のユニークな話題を多数収録 http://reki.hatenablog.com/

          ・武将ジャパン(戦国武将の話題が中心だが、世界史の話題も https://bushoojapan.com/

           

           翻ってテレビはというと、放送大学などで専門の講座はありますが、肩ひじ張らずに、世界史に触れられる番組は少ないと思います。対照的に日本史はテレビ番組も比較的充実しており、私も「にっぽん!歴史鑑定」(BS−TBS)、「尾上松也の謎解き歴史ミステリー」(BS11)は毎回録画して見ています。ともに歴史にまつわる謎について考察していく番組で、世界史でも同じような番組があったら是非見たいです。

           もう一つ、テレビには「映像」という武器があります。本やネットのような活字主体のメディアに対して、映像だと情報が頭に入りやすく、活字が苦手な人や初学者にも優しいと思います。勉強は苦手だが関心はある、という人のニーズに一番こたえられるのがテレビです。

           排外主義がはびこり、自国中心の見方が強まる今ほど世界史的な観点が求められている時代はありません。テレビで世界史の番組を作ったからといって何が変わるのかという意見もあるかと思いますが、少なくとも見る人に新たな視点を提供することはできるでしょう。

          それに、世界史に関心を持っている人は表に出ていないだけで決して少なくはないと思います。最近テレビでは「日本すごい」がブームなんだそうですが(あまり詳しくは知りません)、そんな中で世界はどうなんだと考える人は多いだろうし、前述したように日本史のテレビ番組は多いのだから、歴史に興味を持っている人もたくさんいるでしょう。テレビで世界史の番組がレギュラー放送されるようになったら、勝算はあると思いますが関係者の皆さん、いかがなものでしょうか。実現したら必ず見るようにします、できるだけリアルタイムで。         (てーるはっぴー)

          | co-verita | 雑ネタ | 00:58 | - | - | - | - |
          マンガ考−2
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            マンガ考―2

             

            岩明均によるコミック作品「ヒストリエ」は、2003年から月刊「アフタヌーン」で連載中の歴史漫画で、現在10巻まで刊行されています。

            舞台は古代ギリシア。主人公は、のちにマケドニアのアレクサンダー大王の秘書官となる男、エウメネス。彼は少年時代を、都市国家カルディアで、裕福なギリシア人の子息として過ごしている。文武に秀で、町の有力者で奴隷商である父から大きな期待を寄せられており、その前途は明るかった。気になることと言えば、たまに夢で見る、見知らぬ異民族(バルバロイ)の女のことくらい。夢の中で女はギリシア人の男たちと戦い、次々と切り殺すが、最後には寄ってたかって殺されてしまう。そんなある日、主人を殺して逃亡したスキタイ人の奴隷が、町で大事件を引き起こしたことをきっかけに、エウメネスの運命は大きく変わっていく……。あらすじはこんなところ。

            さすが「寄生獣」の岩明さんだけあって、一つのコマから次のコマへの巧みなつなぎ方による、微妙な感情変化の表現は本当にすごい。特に第3巻、エウメネスと奴隷カロンの別れは、絶対に泣かずにはいられない名シーンです。普段不愛想で無表情なカロンが長年胸にしまってきた秘密。それが、過去の回想シーンによって明らかになるのですが、そこからいきなり現在のカロンの表情のクローズアップへとコマが移ることで、彼の深い後悔と悲しみが見事に表現されています。すごい表現だと思います。

            いいマンガはどれもそうなのかもしれませんが、岩明さんの作品は読むたびに「映画的な」印象を受けます。それはやはり「コマ割り=カット」の巧みさということなのでしょう。身近なマンガ好きに、この作品のファンが意外に少なくて、少し寂しく思っています。歴史の勉強にもなるし、ぜひおすすめしたいと思います。   (のみかた)

            | co-verita | 雑ネタ | 21:37 | - | - | - | - |
            辞書にない言葉
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              肝練り

               

              (肝練り)…戦国時代、鹿児島で行われていた一種の度胸試し。天井に弾丸を装填した火縄銃を縄でつるして火縄に点火し、発砲するまで車座になって酒宴などを行う。

               …辞書風に解説してみましたが、いかがでしょう。恐らく主要な辞書にはまだ項目として立てられていないと思います。辞書・事典検索サイトの「コトバンク」「ジャパンナレッジ」、百科事典ソフト「エンカルタ総合大百科2009」でも確認しましたが「肝練り」という項目はありませんでした。「ウィキペディア」や「ニコニコ大百科」でも同じ結果でした(2017年3月4日現在)。

               私は2週間ほど前、「肝練り」という名前を下記のサイトで初めて知りました。

              https://togetter.com/li/1050384

               

               鹿児島の方で火縄銃を天井に吊るしてロシアンルーレットのようなことをやっていた、というのは大昔に何かの本で読みましたが、それに名前があったということに驚きました。名前がある、とは思っていなかったので。極めて特異な行事なのに前述の本には名前は載っていませんでした(記憶違いの可能性もありますが)し、その後名前を知る機会もないうちに、いつの間にか名前はないものと思い込んでいたようです。

               それにしても辞書に項目がないのはなぜでしょう。前述のサイトによると、「肝練り」について初めて言及したのは松浦静山の「甲子夜話」で、それを司馬遼太郎が「薩摩浄福寺党」で「胆(きも)を練る」と表現し、さらに津本陽が「薩南示現流」で「胆練り」と書いた。ただし、司馬や津本は度胸試し一般という意味で使っており、「薩南示現流」が漫画化された際、火縄銃を使ったロシアンルーレット風の度胸試しが「肝練り」として一人歩きしたようです。単語として誕生してからまだ日が浅い、というのが理由なのでしょうか。漫画などではあちこちで取り上げられているようなので、「ウィキペディア」や「ニコニコ大百科」で取り上げられてもおかしくなさそうですが。

               ちょっと前まで『日本大百科全書』や『世界大百科事典』なんて図書館に行かないと読めなかったのが自宅で横断検索できるようになり、大概の辞書や事典も電子辞書や横断検索サイトで確認ができるようになりました。それでも「肝練り」のような言葉も出てくるわけで、もっといろんな領域にアンテナを張って、読み込まねば。           (てーるはっぴー)

              | co-verita | 雑ネタ | 00:38 | - | - | - | - |
              「上から目線」考
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                「上から目線」考

                 

                 日々言葉に接している中、最近増えていると思うのが「上から目線」という言葉。自分の気に入らない言葉に反論するときによく見かけます。

                 私はこの「上から目線」という反論の仕方が嫌いです。言葉そのものに罪はありません。実際に「上から目線」と言われても仕方のない態度はあるのでしょう(大概は「偉そう」で置き換えられるのではないかという疑問がありますが脇に置きます)。意図していないのに「上から目線」で他者に不快な思いをさせてはならないとも思います。

                でも、「上から目線」と反論する人たちは、主張の中身についてはどう思っているのでしょうか。中身について反論できずに論点をずらしているだけなんじゃないでしょうか。実質的に敗北宣言と同じなのに何か反論したような気になっているという点でとてもみっともないと思います。

                と、「上から目線」を巡る不快感の一端を書きましたが、自分の言葉だけだと思いが十分に伝えられないので、私よりも理路整然と語ってくれている方のブログ記事を紹介します。

                 

                ほぼ不定期刊眉唾記「上から目線」

                http://d.hatena.ne.jp/blackdragon/20061121/p2

                 

                相手の視点が高いと思ったら堂々と持論の正しさを示せばいい等、とても小気味よいです。中でも秀逸なのは次の部分。

                 

                「上から目線」批判というのは、相手に「自分より同じか下からの目線で接してくれ」という要求をしているということでもある。つまり、相手に謙虚さを求めつつ、自分は尊大に振舞うという矛盾した姿に見えるのである。

                 

                すなわち、「上から目線」であるといって人を批難する人は、その瞬間、その批難対象である「上から目線の人」に対して「上から目線」で批難しているという滑稽さがあるのだ。

                 

                著者は「邪推」と断っていますが、不快感の根源を言い当てられた気分になりました。まともな反論一つできない人間が、他人に謙虚さを求める。確かに滑稽だし、「どの口が言うか」と思います。「上から目線」という言葉に思考停止してしまう人も「自分より同じか下からの目線で接してくれ」なんて言われたらずいぶん反応も変わると思いますが、いかがでしょう。     (てーるはっぴー)

                 

                【管理人から】

                上記の論考は、あくまで(てーるはっぴー)氏の個人的意見で、当社の見解ではありません。具体的な論点をめぐっての「上から」論争ではないので、余り生産的でないようにも思われますが、一応お断りしておきます。

                | co-verita | 雑ネタ | 11:11 | - | - | - | - |
                心に残った本、『祖父はアーモン・ゲート』
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                  当社で校正・校閲をお引き受けした本を恵贈いただくことがよくあります。
                  これから折を見て、その中から紹介できればと思います。まずは、

                  ジェニファー・テーゲ/ニコラ・ゼルマイヤー(笠井宣明訳)
                  『祖父はアーモン・ゲート――ナチ強制収容所所長の孫』(原書房)


                  です。個人的な思い入れからもイチ押しです。
                  山梨学院大学教授の小菅信子さんも共同通信配信の書評で取り上げました。

                  https://twitter.com/nobuko_kosuge/status/516515829718859776

                  著者ジェニファー・テーゲは、ナチの収容所所長であったアーモン・ゲートの
                  孫であった自分の出生の秘密を38歳になって一冊の本をきっかけに知ることに。
                  著者の場合、ドイツ人とナイジェリア人との間に生まれ、幼いころに養子に出され、
                  養親のもとで成長した過去をもつといった2つの大きな問題を抱えているうえに、
                  さらに、祖父がナチ収容所長であったという事実が……
                  ナチ犯罪者を父、祖父に持つ子孫が書いた本は多数あるが、これらの要素が
                  絡み合っている点が本書の特色だと訳者は記しています。

                  「どのひとつをとっても、普通の人には負担が大きく、ひとつも解決できない
                  でいる人も世の中にはいるだろう。それを考えると、ジェニファー・テーゲの
                  前向きに対処していく姿勢、鬱病とも闘ってついには自制できるまでになった
                  彼女の克己心には、本当に頭が下がる思いだ。」
                  (訳者あとあがき、P.254)

                  また、小菅さんの書評の見出しには「加害の家族史と向き合う」とあり、
                  小菅さんの別のツイートには、「彼女は反吐をはき、心を病み、からだを怖し、
                  絶望の淵で、この本を書きあげました」と記されています。
                  続けて「ぜひご一読ください。そして、ジェニファーに応答してください」と。

                  https://twitter.com/nobuko_kosuge/status/516519601312501760

                  ぜひ、ご一読願います。

                   
                  | co-verita | 雑ネタ | 17:00 | - | - | - | - |
                  恒例・新年ランチ会
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                    1月17日の土曜日には、恒例のランチ会を行いました。
                    ランチ会は1月と6月に年2回、開催しています。

                    ご案内が少々遅くなったこともあるか今回は参加がやや少なく、
                    それでも約30人の社員・登録社員が集まり、にぎやかに会食しました。
                    もっとも、今回はメインがカニ料理ということもあり、
                    いつもよりは、にぎやかさも「?」だったかもしれません(笑)。

                    昨年の1月のランチ会では、連続講座の第5回目を同時開催し、
                    食事の前に講師の方にお話しいただきました。
                    それからもう1年……あっという間でした。
                    連続講座の単行本化の話も、まだまだみなさんにご案内できるまで
                    話が具体化していないのが申し訳なく、また残念です。

                    オフィスで年中顔を合わせる人もいれば、
                    派遣で他の会社に行っているので顔を合わせる機会がない人もいます。
                    同じ会社に所属しているといっても、こういう機会がなければ、
                    顔と名前すら一致しないことも少なくありません。
                    あるいはまた、どこかで一緒になり顔と名前はわかるものの、
                    このような場で話すことではじめて、その人となりがわかるといった、
                    貴重な機会でもあります。

                    今回、もろもろのご事情で参加できなかったヴェリタ所属のみなさん、
                    次回の夏のランチ会にはぜひご参加ください!
                     
                    | co-verita | 雑ネタ | 12:46 | - | - | - | - |
                    お正月気分も抜けて
                    0
                      お正月休みも明けてすでに1週間以上が過ぎました。
                      みなさま、お元気でしょうか。

                      1月もすでに半ば。
                      松の内も明けて、新年のごあいさつもしそびれてしまいました。
                      1月は比較的ゆるゆると余裕があって……というのが例年でしたが、
                      この1月は、昨年後半に続き余裕のない毎日が続いています。
                      成人の日を含む三連休中もオフィスに出社する者、
                      ゲラを持ち帰って自宅で仕事する者なども見られました。
                      というわけでブログの更新もままならず(言い訳)。

                      お正月にブログで紹介したかった本。
                      弊社が校正・校閲を承った『お江戸[半日]さんぽ』(プレジデント社)
                      季刊『七緒』に連載された「着物で散歩」11本が1冊にまとめられた別冊です。

                      肝心の着物を着て粋にお出かけ、というのは難しいのですが(笑)、
                      この本を手に携えて「お江戸」を堪能するお散歩に出かけてみたい……
                      と思いつつ実現できなかったこのお正月、そして三連休。
                      今月中にはなんとか実現したいと、それを楽しみに仕事しております。

                      味のある古書店の紹介や、趣味的な雑貨のお店めぐりも楽しみですが、
                      どうも私の場合は花より団子、甘味や「一献」のお店ばかりに
                      目が行ってしまいます。





                       
                      | co-verita | 雑ネタ | 16:14 | - | - | - | - |
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