語り継ぐVERITA―校正者の独り言―

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最近見た映画2
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    最近見た映画2

    こんにちは、のみかたです。今回も前回に続いて、映画の話です。そして主にホラー。今週は北欧のホラー映画をたくさん見ました。

    1本目は『処刑山―デッドスノウ―』(2009年、ノルウェー)。雪山の中にある別荘に遊びに来た若者たち。しかしその山には、第二次世界大戦中に悪逆の限りを尽くした末、住民に皆殺しにされたナチスドイツ兵の亡霊(ゾンビ)が眠っていた…。見どころは、残虐シーンの合間合間にはさまれたギャグ。目の前で友人の体が引き裂かれるのを見た若者のセリフ、「海に行けばよかった!」には大笑いしました。見る人を選ぶ映画ではあると思いますが……。

    あと、のみかた的にツボだったのは、日本側の配給会社(?)が、トレーラー映像やキャッチコピーを作るにあたって、完全に遊びまくっていること。トレーラー映像で、ゾンビの群れが雪山を駆け下ってくるシーンがあるんですが、BGMに「第九」を使ってエヴァっぽくしてたり、何よりキャッチの「雪山は、臓物の薫り」って……。

    2本目は『トロール・ハンター』(2010年、ノルウェー)。こちらは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』や『クローバーフィールド』などと同じく、ハンディーカメラによる1人称視点でドキュメンタリー風にフィクションを描いていくという、いわゆる「POV(Point of View)」作品。3人の学生が、大学の課題で熊の密猟問題をドキュメンタリーとして撮影しようとする。その過程で出会った一人の男を、学生たちは密猟者と思い追跡するのだが、男が狩っていたのはおとぎ話の中の存在と思われていた、本物のトロールだった……。というストーリー。よく言われるように、POVはハンディーカム撮影による臨場感が恐怖感・サスペンスを盛り上げるのにすごく有効なのです。手ぶれによる画面の不安定さや映像の粗さ、音のがさがさした感じなどが絶妙に緊迫感をあおり、まさに手に汗をにぎる、といった感じ。本作についていうと、夜行性のトロールの姿をとらえるのにハンディーカムを使うことで、うまい具合に輪郭が闇に溶け込んでぼやけたりするので、本物のトロールが本当にそこにいるかのように見える。非常にうまい映像の作り方をしているな、と思わされました。

    どちらの作品もひとひねり、ふたひねりが加えてあって、ホラー好きならきっと好きになる作品です。前者のほうはスプラッターが平気な方なら楽しめるかと。あと、両作品ともノルウェーの作曲家グリーグの曲を使っていたのがなんか面白かったです。  (のみかた)

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