語り継ぐVERITA―校正者の独り言―

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発見された本質
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    発見された本質

     

    「語り継ぐVERITA」に投稿し始めてもうすぐ1年になりますが、ここまで続けてきて「自分の言葉」で書く、という当たり前のことの難しさを痛感しています。頭の中ではいろいろな思いが渦巻いているのですが、いざ文章化しようとするとうまく形にできません。書きながら読み返して手を加え、どうにか体裁は整うのですが、思っていることの半分も伝えられていないのが実情です。

     そんな中、先日、小説家のカズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞したことが大きな話題になりました。一連の報道に違和感を覚えていると、次のツイートを発見。

     

    嫌いな人間は「生粋の日本人」でも在日や反日のレッテルを貼って排除しようとする一方で、世界的権威の賞の受賞者は外国人でも日本人扱い。自民党支持者に見受けられるご都合主義者の矛盾。

    https://twitter.com/Tezu_ehon_bucho/status/918608100365443072

     

     「ご都合主義」! 違和感が一遍に氷解しました。同時に蓮舫の二重国籍問題もまた「ご都合主義」の表れだと分かりました。

     以前私は「忠誠を示す決意?」の中で、蓮舫が首相になるためには日本国への忠誠や愛国心について決意を示せという八幡和郎の主張を、忠誠を強要するのは論外と批判しました。今でも間違ったことは書いていないと思いますが、一方で八幡の主張の根底にあるものを突けていないという思いもありました。

     でも、やっと本質が見えてきました。ただ自分が「日本人」というだけで、気に食わない相手を非国民扱いしたり、功績をあげた日本人(イシグロのように日本国籍がなくても日本とゆかりのある人も含む)にすり寄って自分まで偉くなったような気になる、そういう風潮こそ私が一番批判したかったことだったのだ、と。

     それにしても、前述のツイートのように、短い言葉でズバッと本質をつけるのはうらやましい。私の場合、間違えないようにという思いが先に立って、疑問文や回りくどい表現を多用しがちです。他人の意見をそのまま模写すればもっとスマートな文章になるのでしょうが、それは「自分の言葉」とはいえません。また、間違いを気にせず、いいかげんな文章を垂れ流すなどということは責任ある大人としてやってはいけないし、たとえ変名でもそんな代物を後に残したくはありません。回りくどい文章になるのは自信を持てない今の自分の表れと受け止め、自分なりに模索していくつもりです。

    (てーるはっぴー)

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