語り継ぐVERITA―校正者の独り言―

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ゆるい話題からの…
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     暑い日が続いています。北半球の夏だから暑いのは当然なんですが、今年の暑さは災害級だそうです。体感的には過去にも同じくらい暑い年はあったと思いますが、いつもより早く暑さが訪れたような気がします。屋内では冷房が欠かせませんが、冷気で気管支をやられたのかここ数日絶えず咳が出て、病院で診てもらおうとしたら折悪しくお盆休み。市販の咳止めを飲んで過ごしていますが、幸い回復に向かっています。

     …と、ゆるい話を書こうかと思っていたら、聞き捨てならないニュースが飛び込んできました。芦屋市議会で公明党の徳田直彦市議会議員が「図書館の自由に関する宣言」(以下「宣言」、こちらで読めますhttp://www.jla.or.jp/Default.aspx?TabId=232)を「軍国主義への反動のあまり、今からすればいかがかと感じられるような内容になっている」などとのたまった、というのです。

    https://www.facebook.com/100004228623348/posts/1060074190810192/

     

     ホンマかいなと思って芦屋市議会のネット中継を確認すると、「宣言」中の図書館界が戦前知る自由を妨げた歴史を反省している部分を引いて、「戦時中の軍国主義ですね、戦時中・戦前の、それから思想・報道の統制ということに対しての反動的な、こんなこと言ったら言い過ぎか分かりませんけれど、そういう風な、今の時代から見たらそういう風な感を覚えるような内容になっておりまして」と笑いながら言っています(中継の42:14から44:01あたり)。

    http://smart.discussvision.net/smart/tenant/ashiya/WebView/rd/result.html?keyword=%E5%BE%B3%E7%94%B0

     

    「いかがかと感じられる」とは言っていませんが、揶揄や軽視のニュアンスは感じられました。敗戦から70年が過ぎ、今どき軍国主義や思想統制もないだろう、と言いたげな。

     しかし、軍国主義や思想統制のもたらした惨禍を考えれば、反省するのは当然の話。まして敗戦から70年過ぎ、戦前の記憶が風化しかけているからこそ過去の歴史を知ることが一層重要なのではないでしょうか。公明党の終戦記念日アピールにも、軍国主義によって植民地支配と侵略を進め多くの人々に損害をもたらした事実から目を背けず、二度と同じことを繰り返さない旨書かれていますが、

    https://www.komei.or.jp/komeinews/p8347/

     

    これも軍国主義に対しての反動的な、と笑うのでしょうか。

     それについ最近も思想的な理由で、司書が恣意的に図書を廃棄したり、教育委員会が学校に対し閲覧制限をかけたりした事例があったことを考えれば、徳田が現在の図書館が置かれている状況をいかに他人事として捉えているかがよく分かります。公明党や創価学会関係の図書だけ廃棄された、というニュースに接したら目の色も変わるのでしょうが。

     現在、高知県立大学図書館の蔵書焼却の件は結構話題になっていますが、徳田の発言はそれほど話題になっていません。個人的には前回取り上げた杉田水脈の発言と同じくらい注目されていい発言だと思っています。最悪でも公明党は徳田に指導くらいはすべきでしょう(現時点で処分を下したという話は聞いていません)、杉田の暴言に対しては一応指導はなされたのですから。      (てーるはっぴー)

     

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