語り継ぐVERITA―校正者の独り言―

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最近の失敗談
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    最近の失敗談(2018/9/8)

     

     

     前回、公明党の徳田市議の発言を取り上げたのは、発言内容のひどさに腹が立ったからですが、ネット上での情報の伝わり方に違和感を覚えたからでもあります。徳田の発言を知ったのがこちらのフェイスブック上の投稿であることは前述のとおりですが、

    https://www.facebook.com/100004228623348/posts/1060074190810192/

     

    芦屋市議会の動画中継のリンクは張られていません。そしてこの投稿がネット上に拡散していました。実際の徳田の発言を中継で聴いた感触としては、大意に違いはないが、ネット上でデマが拡散されている事例を見てきた経験から、やはり原典を明らかにし、読み手に提供することが大事だと考え、市議会の中継をリンクしました。

     原典に当たる。正確な文章を書く際には不可欠なプロセスです。しかし、ただ原典に当たるだけでは不十分で、じっくり読み、正確に文意を理解することが必要です。当たり前の事じゃないかと思われるかもしれませんが、先日それができていなかったために失敗してしまいました。

     事の発端はニュースサイト「BUZZAP!」で、早稲田大学の学生が「東京五輪学生ボランティア応援団」(以下、「応援団」)というサイトを作ったという記事を読んだことでした。

    https://buzzap.jp/news/20180820-tokyo-olympic-volunteer-ouendan/

     

    「あなたのオリンピックへの考え方も大きく変わることになるかもしれません」という言葉に押されるように、「応援団」にアクセスしざっと読んでみると、

    https://2020volunteers.netlify.com/

     

    「このやりがい先進国・日本で「美しい五輪」が実現することを大変心待ちにしています」とか、「「絆」さえあれば人間は、艱難辛苦にも耐えられるはず」という文言が。いろいろ問題点が指摘されている東京五輪のボランティア募集でも擁護する声はあるとは思っていましたが、あまりに能天気な論調に軽く眩暈を覚えました。

     しかし数日後、早大生がパロディサイトで東京五輪に痛烈皮肉という記事を発見。

    http://lite-ra.com/2018/08/post-4209.html

     

     あれっと思って、「応援団」を再訪。今度は初めから終わりまで読んでみると、「最後に」の中で「竹槍根性」「今更サマータイムを導入しようと躍起になる政治家」「聞こえのいい言葉に簡単に騙されてしまう国民」と思いっきり皮肉っているじゃないですか。自分自身3カ月前に日大アメフト部の悪質タックル問題を通して世相を皮肉ったばかりなのに、気づかないとは何たる失態。こちらの誤読で能天気などと思って、「応援団」を作成した松本海月氏には誠に申し訳ない気持ちです。すみませんでした。

     今までの論調からして、「BUZZAP!」はオリンピックのボランティア募集に批判的だとは思っていましたが、件の記事には「応援団」が皮肉の意図で作られたとは明記されていなかったため(皮肉であると分かるように、最後まで読むようにと書いてありますが)、「BUZZAP!」が「応援団」を揶揄している記事だと誤読してしまいました。この思い込みをもったまま「応援団」を読んだため、全体に目を通さず真意を理解できませんでした。自分の読解力の無さには本当にがっかりです。

    (てーるはっぴー)

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