語り継ぐVERITA―校正者の独り言―

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道はどこにでもある
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    道はどこにでもある

     

    前回、「桜を見る会」について、言葉を尽くして書こうという気が起きない、結局は「強そうな相手には黙ってシッポを振るということでしょ」と書きました。そして他の時事問題も同様に「強そうな相手には黙ってシッポを振るということでしょ」ですべて片付く、とも。しかし、これを読んで単純に私の筆力不足であることを理解しました。

    https://twitter.com/montagekijyo/status/1204005223208898560

     

     「桜を見る会」だけでなく、国民の生命や財産に関わることだって隠蔽することもありうるのに、前回の原稿執筆時には考えていませんでした。他の人がつくったものを見ればなるほどと思うのに、自分の中から言葉を生み出すことができません。

     思うに時事問題を取り上げる際、タテマエでは読み手のホンネに迫れない、という諦めがあるのでしょう。例えば公文書の隠蔽や恣意的な破棄は民主主義の根幹を揺るがすと追及することは今の自分でもできる。でも「私達の生活と何の関係があるのか」といった声に効果的に反論する言葉が見つからない。せいぜい自分達の生活と関係がなかったら何やってもいいのか、と言うのが精一杯。「私達の生活と何の関係があるのか」なんて、本来公言することも憚られるようなホンネなんですが、それが全然甘っちょろいと思えるほど、ひどい言説が幅を利かせている現実にタテマエの無力さを感じてしまう。更に言えば、民主主義とは何か、基本的人権とは何か、といったタテマエについて抽象的なイメージはあっても、他人にうまく伝えられない。自分自身が根本的な部分でタテマエを理解していないから。

     だからこそ、前述のツイートのような優れた意見に接し、学べるのは本当にありがたいことです。学んだ成果が文章に反映されているわけではありませんが(苦笑)、ただ読んでいるだけでもまだいろんな可能性が世の中にあるんだということは理解できます。来年もまだ無数にある知らない世界、新しい視点に出会える一年でありますように。

    (てーるはっぴー)

     

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