語り継ぐVERITA―校正者の独り言―

<< 好きなドラマー10人・洋楽編(追悼:ニール・パート) | main | 極私的・日本の鉄道車両10傑 >>
論破王って、何の冗談?
0

     論破王って、何の冗談?

     

     もっとフラットに「フェミニズム」を語る機会はないだろうか。専門家でなくても、より身近な「私ごと」として、この言葉に触れられないだろうか。(中略)偏見や思い込みを超えた会話の機会が、少しでも増えることを願って― ―。

     

    ――これは、オンラインニュースサイト『ハフポスト』で、先月から始まった連載「#私たちのフェミニズムをみんなで語ろう」第1回前編の巻頭に書かれた言葉です。

    https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5e3cb7f5c5b6b70886fd0627

     

    フラットにフェミニズムを語るとは?という疑問はありますが、身近な思想としてフェミニズムを考えようというのは私も賛成です。

    が、この企画、のっけからつまずきました。というのも第1回の語り手は匿名掲示板「2ちゃんねる」の開設者である西村博之。前後編2回にわたってインタビューが行われましたが、前編が公開されるとすぐに、なぜ西村にインタビューしたのか、話す内容がミソジニー(女性蔑視)全開といった、非難が続出。

    騒ぎを見て、実際どんなものかと拝見。

    https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5e3cb7f5c5b6b70886fd0627

    https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5e407665c5b6bb0ffc130fde

     

    いろいろ思うところはありますが、簡単にまとめるなら「論拠があやふやで、前後の矛盾も気にしないでよくこれだけ無警戒にペラペラしゃべれるな」といったところでしょうか、特に前編が。後編で多少女性に寄り添っていても時すでに遅し。

     「語り継ぐVERITA」に投稿する際、私が一番重視してきたのが明確な論拠です。私個人のブログならともかく、株式会社ヴェリタのブログで間違いを書いたらヴェリタの信用問題になりかねません。ぶっちゃけ、私の文章の読者はヴェリタの社員やスタッフ、私の家族、少数の知り合いくらいでしょうが、それでも自分なりに様々な質問が来ることを想定し、極力論拠は明示してきたつもりです。そして書きたいことであっても論拠を提示できない、もしくは読者からの疑問に答えられないと判断すれば書きませんでした。

     しかし『ハフポスト』での西村の発言には、論拠がほとんど提示されていません。自分の体験談か推測を語っているだけ。それでいて自分の発言には客観性があると思っている節さえあります。これまで西村の発言を注意して読んだことはありませんでしたが、彼が今まで論拠や客観性とは無関係のところで生きてきたことはよく伝わってきました。

     それと聞き手の盧蟒膸劼西村に全然突っ込めていない。前編公開後に出た非難に対し、強い違和感を覚える表現があってもなるべくそのまま伝えるという意図だった、などと後編で釈明していますが、話を聞きたいだけなら西村の独演会で十分じゃないですか。実際には盧蠅論沼爾紡个靴討い蹐い躰遡笋鬚靴討い泙后▲團鵐箸里困譴進向で。確かに相手の主張を伝えるのは大事ですが、一方で前述したように「偏見や思い込みを超えた会話の機会」を読者に提供するのだから、西村がおかしなことを言ったら突っ込まないと。

     長くなってきたのでどのあたりがまずいと思えたのか、詳細は次回に。

    (てーるはっぴー)

    | co-verita | 社会の動き | 17:30 | - | - | - | - |
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031    
    << March 2020 >>
    + SELECTED ENTRIES
    + CATEGORIES
    + ARCHIVES
    + MOBILE
    qrcode
    + LINKS
    + PROFILE