語り継ぐVERITA―校正者の独り言―

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色への思い入れ その3:紫色
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    色への思い入れ その3:紫色

     

     紫色は染料が高価なため、洋の東西を問わず高貴な色とされたようだ。神秘的なイメージも強いだろう。暖色の赤と寒色の青の中間にあることや、純色の中では明度が低い(暗い)ことが主な理由ではないか。

     

     子ども時代の思い出としては、

    ・「ふじいろ」が好きだったが、小さい頃はフジの花を知らず、どうして富士山がこの色?と思っていた。

    ・銭湯から上がったとき、たまに瓶入りの森永牛乳などを飲んでいたが、あるとき深い紫色の「グレープジュース」が登場。

    ・誕生日に36色の色鉛筆をもらったら「むらさき」の他に「すみれいろ」があって驚いた。

    ・「人造人間キカイダー」に登場した敵方の女性アンドロイド、バイオレットサザエは、人間の姿に変身でき、主人公との淡い恋愛感情を示唆する描写があった。

    ・日産「バイオレット」

    ・…などから「パープル」より「バイオレット」を先に知った。ロックバンドDeep Purpleを知るのは中学に入ってから。

    ・図工の授業で、色セロハンを使ってステンドグラス風の切り絵を作ったときに、虫や花など自然の風景を描いたが、土の茶色を表現するにはどうすればいいか考えた。絵具なら赤黄橙などに黒を混ぜればいいが、黒や灰色のセロハンはない。いくつか試して、紫+黄または紫+橙の2枚を重ねるとそれらしく作れることを発見。

     

     その後も紫は徐々に好きになっていったのだろう、高1の美術の授業の自由課題ではこんな絵を描いた(写真1。キャンバスボードにアクリル絵具)。中央にあるのはもろに「2001年宇宙の旅」のモノリスだが(笑)色は半透明な紫だ。

     78年にKISSのメンバー4人がソロアルバムを同時に発表した際、メイクやステージ衣装の黒白銀のイメージとは違った個性を打ち出そうと考えたのか、ジャケットにそれぞれイメージカラーがあしらわれ、筆者が一番好きなポール・スタンレーは紫だった。

     80年に坂本龍一の1st EP「WAR HEAD」が発売され、これが目にも鮮やかな紫(半透明)のカラーレコードで、筆者の紫好きを決定づけたと思う。

     82年には一風堂の「すみれSeptember Love」がリリース。ジャケット写真で土屋昌巳は曲名に合わせたのか明るい紫のスーツを着ているが、実はその少し前、高橋幸宏のソロツアーに参加した際にも似た色のスーツを着ていた。

     

     高校卒業後、絵は絵画教室助手のバイトの空き時間などたまに描くくらいだったが、2000年頃にも紫色の絵を描いた(写真2。油彩)。左上は十字架ではなく(そう見えるかもとは思ったが)Deep Purpleのアルバム「Purpendicular」(紫purpleと垂直perpendicularからの造語)がモチーフ。右下は再びPurpleを脱退してしまったリッチー・ブラックモア愛用のストラトキャスターだ。画題は「DP-01」。

     アクリルや油絵具は「赤」と「青」を混ぜても濁ってなかなかきれいな紫にならないので、このときは御茶ノ水「画翠」で6〜7種類の「紫」の絵具を買った。

     

     2016年「シン・ゴジラ」公開。

     過去作品(ハリウッド版も含む)のゴジラが吐く放射熱線はいずれも明るい青色をしていた。チェレンコフ光なのだ(ただし1,2作目はモノクロなのと、95年「vsデストロイア」に登場した通称バーニングゴジラは、体内炉がメルトダウンを起こして赤い熱線を吐くという例外はある)。

    「シン・ゴジラ」でゴジラは都内に進攻、米軍の地中貫通型爆弾MOP2が命中すると初めて効果があった。ゴジラは苦しげに咆哮、口内部と背びれが紫色に光り始め、口から排ガス状のものを吐く。やがてガスは赤い火炎状に、さらに集束して紫色のビーム状へと変わり、なんと背中からもビームを発射して、米軍機も新橋も永田町も首相一行が乗ったヘリも(当然、銀座和光も)えげつなく徹底的に焼き払い、破壊し尽くすのだった!(command Z

     

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