このセッションはホストバンドがいるシステム。参加者の希望曲を、足りないパートはホストバンドがサポートしてくれる。今回はドラム専任がホストバンドのドラマーと筆者だけだったので、結構な曲数に便乗した(22曲中10曲)。
参加が遅れたので自分から表明はしなかったが、クイーンはどの曲も楽しく、過去に叩いたことのない曲もけっこう挙がっていたのでOKだ。また「原則的にライブバージョンで」との指定があった。
当日は午前中に健診(バリウム検査あり)、午後に知人のマンドリンオケを聴いてからの参加で、タイトなスケジュールとなった。
■One Vision
セッションのオープニングにふさわしい選曲。筆者は初演奏。イントロのシンセとボイスによるSEは、生で演奏するのか省略するのかどっちかなと思っていたら、店側で用意してあり流してくれた、なるほど(^^)。今回キーボードはすべて12月に見たコピーバンドの奏者が担当。技量があり、楽曲をよく理解し、12月にも多数の曲で共演したので筆者とのコンビネーションもばっちりだった。
■Tie Your Mother Down
有名曲であり、筆者はコピーバンドやセッションで何度も演奏している。Live Killersバージョンはやや速すぎるので、テンポのみはスタジオ版くらいでと筆者が提案し、そのように演奏した。
■I'm In Love With My Car
全体の雰囲気はKillersバージョンでよいが、尺が短くなってしまうので、そこはスタジオ版の構成でということになり、そのように演奏した。
■Sweet Lady
12月のクイーンセッションでも、初期のややマニアックな曲が好きということで筆者と意気投合・共演した、ボーカリストF氏の表明。これは便乗せねば(笑)。ハードでかっこいいが、リズムがややトリッキー。しかし難なく完奏できた。
■ It's Late
この時期のクイーンにしては長尺でやや複雑な構成。この曲はスタジオとライブであまり違いはない。筆者は以前にバンドでよく演奏しており、忘れてもいなかったので(笑)無事に完奏。
■Dreamers Ball
筆者は初演奏。古いジャズやブルースのような曲調で、本家クイーンのライブではアコースティックで演奏している。冒頭でロジャーかフレディがシェイカーを振っているので、持参してややオーバーに再現した。
■Jealousy
筆者は初演奏。これもF氏の表明。本家の演奏では独特な音色のスプラッシュシンバル?が入っていて、近いものを持っているので持参しようと思ったが見つからない。…そうか、しまった、一昨年、知人に譲り渡したのだった(爆)。普通にクラッシュのカップを叩いて対応。
■I want to break free
12月にも参加したハーモニカS氏の表明。ボーカルパートをハーモニカで吹くのだ。クイーンはハードロックナンバーも多いので、何の曲でもハーモニカが合うわけではないが、12月はLove Of My Life、この日は他にCrazy Little Thing Called Loveと、絶妙な選曲。次はRadio Ga Gaを吹いてみたいそうで、筆者は選曲やアレンジで相談を受けた。S氏には今後も独自の路線を開拓してほしい。
■Now I'm Here
有名曲であり、筆者はコピーバンドやセッションで何度も演奏している。Killersバージョンはやや速すぎるし、中間部フレディのコール&レスポンスが長いので、Wembleyでということに落ち着き、そのように演奏した。…って、Tie Your Mother Downとほぼ同じコメントだな(笑)。
■Radio Gaga
筆者最後の出番は、有名かつ特に難しくないかつ盛り上がる曲で、この日の演奏を終えた。
セッション後はF氏(鉄道マニアでもあることが判明)と、野毛のホルモン店で音楽鉄道その他を語り合い、別れて帰途に就いた。(command Z)[2024/03/12記]
]]>アオシマ 1/24 日産 R35 GT-R Spec-V '09
購入:2020/07頃 製作開始:2021/06/26? 完成:2022/03/14
ボディ色:ガイアノーツ プレミアムシリーズ GP-09 プリズムブルーブラック
■購入の経緯
プラモ製作を再開してコスモスポーツ、ポインター、2000GT、エスプリなど劇中車を数台買った頃だと思う。劇中車そのもののキットがなくても、市販車をいじるかそれらしい塗装で劇中仕様にするのも面白そうだと思い付いた。さて何を作ろう。
まずは好きでよく見るTVドラマ「相棒」で、2代目相棒こと神戸尊(演:及川光博)が乗っていたGT-Rにしよう。相棒登場車では一番かっこいいし、現行かつ人気車なのでキットは普通に出ているだろう。特撮ではないので改造も必要ない(ネット上には、劇中のGT-Rを再現した上に、杉下右京(演:水谷豊)や神戸のフィギュアを自作したり、キットがないので複数のキットを組み合わせて大改造し、刑事コロンボの愛車プジョー403に仕立てている猛者もいたが、そこまではやらない)。
スカイライン&GT-Rはいい車で人気もあるが、筆者的にはヤンキーなイメージも強く魅力を損ねていた。しかし相棒への登場でやはりかっこいいなと思うようになった。これも人気ドラマ&人気車種なのでネットですぐに調べがついたが、神戸のGT-Rは前期型(2009年式)。キットだとアオシマのSpec-V '09が近いようでこれを購入した。
■計画と準備
ただし神戸のは2シーター、キットは4シーターだ。ううむ、まいっか、どうせ車内はよく見えないから、そのまま組んで外見だけ塗装でそれらしくしよう。
そしてその塗装は、劇中車は普通にソリッドカラーの真っ黒なのでそう塗ればいいのだが、それだとクラウンやベンツなどいわゆる「黒塗りの車」みたいで、面白くないというかグッと来ない(笑)。
実は相棒の映像はフィルターをかなり強くかけて色味をいじっており、特に青系が印象的だ。また神戸の服は紺系が多い。というわけでポインター同様に番組の世界観を反映させ、わずかに青に振ってみよう。最初は黒の上にクリアブルーを吹く、次にメタルダークブルーに黒を混ぜるなどの方法を考え、実際にメタル〜は購入したが、タイミングよく、過去に限定生産されたプリズムブルーブラック(偏光パールカラー)が復刻発売されたので、おおこれじゃん!と思って買った(メタル〜は他で使うことにしたので無駄にはならない)。
さらにアオシマが任意の文字・数字のナンバープレートをオンラインで作れるサービスを始めたので、これも利用する。神戸のナンバーは「練馬331 に37-10」だ。デカールシールの用紙も購入。
■製作過程
組立説明書と劇中車の画像を見比べて異なる箇所は仕様を変更して進める。ホイールの色(指示はブラック→シルバー)やブレーキキャリパー(同シルバー→メタリックオレンジ)だ。メタリックオレンジはシルバーの上にクリアオレンジを塗り、小さい部品ながら初のキャンディ塗装となった。
模型雑誌等には「メタリック色の下地は基本的に黒が良い」と書かれ、これまでにも試したもののあまり実感は湧かなかった。しかし今回は特に黒鉄色(ガンメタリック)の下地で非常に効果があった(=白い成型色のまま塗るのとは違った)。なるほどね。
さらに、実車ではカーボン素材のフロントグリルとリアウイングにハセガワのカーボンフィニッシュを貼り(初導入)これも効果を上げた。
■完成
ボンネット開閉可能&エンジン再現なので部品点数はこれまでで一番多く製作に時間も要したが、新しい試みもいくつか行い満足度は高かった。またこれまでで最も新しい車種しかもスポーツカーなので、デザインは今風だし筆者が好きな「塊感」もある。人気があるのもうなずける。(敬称略。command Z)
]]>一昨年以来参加している恒例のセッションが半年ぶりに開催され(前回筆者は風邪で欠席)参加してきた。筆者以外のメンバーは学生時代からのつきあいだが、実は某プロ・プログレギタリストK氏も仲間で、今回は都合がつくので参加する。楽しみだ。
今回の「縛り」は「プログレつながり」。楽曲またはバンドがプログレならもちろん、「プログレバンドにいた人がメンバーであるバンド(例:ニール・マーレイが在籍していたVOW WOWやWhitesnake)」や「のちにプログレバンドに入る人が、以前にやっていたバンド(例:バグルス、Mr.ミスター)」の曲などもOK。最近ドラムを叩く機会が少ないので前日にスタジオで2時間個人練習をして臨んだ。
筆者が演奏したのは以下6曲。凡例:曲名 / アーティスト名(選曲の理由〈特記以外は普通にプログレの範疇〉)
■Arriving Twice / Gilgamesh
バンド名は知っていたが聴くのも叩くのも初めて。短いが(1'37")変拍子だらけ、「労多くして功少なし」と言っていた人もいたが、曲調は可愛く無事に完奏できたのでそんなことないと思う(笑)。K氏も「よくみんなちゃんとコピーしてくるなあ」と。筆者の採譜では、(2/4×7 + 6/16 + 2/4×10 + 6/16 + 2/8 + 2/4×2 + 3/8 + 1/4 + 2/4×6 + 3/8 + 4/8 + 4/4) × 2。
■Teenage Wildlife / David Bowie(ギターがロバート・フリップ)
ボウイのこの時期のコピバンは以前に組んでいたがこの曲は初めて。全体は普通に4/4だが小節数がイレギュラー。それと2番以降最後までドラムがずっとスネアの頭打ちという変なアレンジ(一応そのままコピー)。
■Animate / Rush
筆者が前回表明したものの風邪で欠席。しかし「表明者欠席の場合は次回回し」ルールがあり今回めでたくリベンジ。曲調はプログレチックではなくヘヴィロックの趣。がっつり叩いたが、同じドラムのS氏から「カップの裏打ちを端折ってた」とツッコミ。難しいのよ(笑)。
■Ghosts / It Bites
これも名前は知っていたが未聴だったバンド。ハードでメロディアス、かっこいい。1カ所に3/4が1小節の短いドラムフィルがあるのと、1カ所に引っかけで変拍子に聴こえる箇所があるほかはストレートな4/4。他の曲も聴いてみよう。
■Carry On Wayward Son / Kansas
これだけ筆者はドラムではなくリードボーカル。当初はキーボーディストがボーカルも兼任の予定だったが「弾きながらは無理」とのことで代役に名乗りを上げた。キーは高いが裏声を交えれば何とか歌える音域。K氏のギターをバックに歌える貴重な機会だ。本家ライブでは間奏にコンガが入るので筆者がジェンベを持参して再現。
■Parallels / Yes
今回の最難関曲か。筆者は他のイエスセッションで叩いた気もしたが譜面がないので演奏していなかったらしい。改めてきっちりコピー。イントロや歌メロ部分は普通に4/4だが、セクションが移る部分のキメや間奏はけっこう複雑な構成だ。にもかかわらず実にかっこいい。また本家スティーブハウのギターは自由に歌い回している。手癖も多いのだろう。ギターを弾いたK氏は「イエス、ハウはやっぱりすごい」と言っていた。
他の演奏曲は以下。
Lost In Hollywood / Rainbow(コージーパウエルが後にELPに加入〈ドンエイリーもコロシアムII出身〉)
Tangled In Love / Eric Clapton(プロデューサーがフィルコリンズ)
Epitaph / King Crimson
Only Time Will Tell / Asia
I Saw The Light / Todd Rundgren
Don't Look Back / Bostonは表明者が怪我で欠席のため残念ながら演奏せず
難曲ぞろいだったがその分全員が精度高く仕込んできたので、全体に叩くのも聴くのも満足度が高かった。終演後はカラオケボックスのプロジェクタールームで今日の動画を見ながら打ち上げ。今回が50回目でS氏が過去動画を編集したスペシャルムービーも披露。スタジオと同じビルにアニメショップ「animate」が入っていたオチが付いたのには笑った。(command Z)[2024/02/20記]
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有井製作所 1/24 日産 フェアレディ280Z
購入:2023/03/21 製作開始:2023/03/21? 完成:2023/12/17
ボディ色:
タミヤカラー ラッカー塗料 LP-46 ピュアーメタリックレッド &
GSIクレオス Mr.カラー C69 グランプリホワイト
シン・仮面ライダー カーモデルオーグメンテーションプロジェクト 第2弾:サソリオーグ
■購入の経緯
「シン・仮面ライダー」予告編を見たらハチオーグを作りたくなり、映画が公開されたので1回目を見て2回目も見て、そうしたらサソリオーグも作りたくなってしまった(笑)。エロい格好して「Let's party !」と言いながら終始楽しそうに大量殺人、なのに登場2分であっけなく殺され(しかも自分で「ガクッ」と言う)、それを長澤まさみが怪演するという、インパクト絶大なキャラなのだ。
YouTubeチャンネル「無限まやかし」で大島育宙氏も「サソリオーグ、一番人気でしょ(笑)」と言っていた。
車種はハチオーグと同じフェアレディZがいいと思い2代目に決定。現在入手可能なキットはタミヤとアリイ(マイクロエース)。タミヤは精度が高いが在庫希少で、あってもプレミア価格。アリイは穏便な値段だ。モーターライズ仕様の流用なので「上げ底」だし内装やシャシーも簡単な構成だが、ネットの評判ではプロポーションは悪くないようだ。ということでアリイを購入。
■計画と準備
全体をメタリックレッド系で塗り、マスクに相当する白を乗せて、黒でエンブレム。ハチオーグのエンブレムは左右対称に配したが、サソリの形は細長いのでボンネット中央に真っすぐ置くと小さくなって迫力に欠ける。どうせ尻尾は右にカーブ、そもそもサソリオーグのマスク自体が左右非対称なので、思い切って斜めに大きくあしらいアシメを強調しよう。しかもそうすることで、サソリオーグのマスク同様、ハサミを左目にかけられる。
実はハチオーグとサソリオーグの製作を始めた頃に、K.Kオーグ、クモオーグ、チョウオーグ、バッタオーグ、コウモリオーグまでの構想も浮かび、順次キットを購入してしまった。本稿執筆時点では未着手のものもあるが、それぞれある程度の共通性を持たせて、ボンネットにエンブレム・左右ドアにオーグ名称・ショッカーのナンバープレートにはショッカーのエンブレム…と決め、オーグ名はフォントを同じ大きさにできるようドアの寸法を測っておいた。
サソリオーグの赤い部分は、劇中では暗いワインレッドに見えていたが、すでに製作したNSX(2代目)やパジェロミニの色とカブらないよう、ピュアーメタリックレッドを選択。「デザインワークス」に掲載のラフや写真はそういう色だし、毒々しいイメージがあっていい。
■製作過程
工作は簡単で、注力すべきは塗装とデカールだ。ただしヘッドライトはメッキパーツのみで実感に欠けるので、不要なフォグランプ(クリアパーツを使用)を流用。ボディに穴を開ける必要があるが、プラモサイトでよさそうだと買っておいた電動ルーター「DULO MR-01」がここでデビュー。セラミック製ビットはガリガリ削れて快適だ。追加で丸ノコ刃も買ったので今後も活用しよう。
右ヘッドライト周辺の塗り分けラインをどうするかは少し悩んだが、実車で有名な「マンハッタンカラー」に倣った。
エンブレムのデカールは大きいので貼るのが難しく、気泡が若干残ってしまった。
ノーマルな屋根で作る予定だったが、実はTバールーフ用の切り離しモールドとクリアパーツも用意されている。ネットで画像を見ているうちにやはりTバールーフはかっこいと思い、途中から変更した。
■完成
ハチオーグ同様、車種の選定と、塗装やデカールの設計がうまくハマり、今回も満足度の高い仕上がりとなった。
(敬称略。command Z)[2024/02/08記]
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タミヤ 1/24 日産 フェアレディZ(RZ34)
購入:2023/03/03 製作開始:2023/03/03? 完成:2023/12/14
ボディ色:GSIクレオス Mr.カラー C58 黄橙色(オレンジイエロー)
シン・仮面ライダー カーモデルオーグメンテーションプロジェクト 第1弾:ハチオーグ
■購入の経緯
映画「シン・仮面ライダー」公開前の予告編で、特にかっこよく期待したのが、ショッカー怪人ハチオーグだった。明らかにハチがモチーフの外見、首を右横からカメラ側に回すと同時に光る目! 最初に見た時点ではまだ呼称がわからず「うおお、蜂女も出るんだ!」と思っていた(そしてこのシーンは本編に使われなかったというオチは、庵野秀明監督の常套手段 笑)。
それでSNSを見ていたら「ハチオーグかっこいい、スポーツカーみたい」と言っている人がいた。なるほど、頭部はいくつものパネルで構成されているし、目は最近のLEDライトみたいだ。
ここからが自分でもおかしいと思うのだが、だったらカーモデルをハチオーグ風に作ってやろうじゃないのと思い付いた。さて何の車種がいいか。初めはランボルギーニ?と考えたが、新型フェアレディZ(6代目RZ34型)は形も色も行けるんじゃね? 色だけならZ34のヘリテージエディションが山吹色に黒のラインでドンピシャだが、RZ34もイメージカラーは黄色(イカズチイエロー)だしヘッドライト周りのデザインが実にそれらしい。
ボディカラーはクレオスにずばりの黄橙色があることを知っている。「目」は電飾化してクリアカラーは新色のピーコックグリーンがこれまたぴったりだ。まだ映画が公開されないうちから早々とキットを購入。
■計画と準備
映画公開が近づき、ネットに公式サイトが各種情報や画像を公開し始めた。ハチオーグのデザイン設定には「オレンジ味のメタルゴールデンイエロー」とある。しかし画像を見る限り、プラモの塗料で言うメタリックではなくソリッドカラーのようだ。黄橙色で塗っていいよね。
いよいよ映画が公開され、まずは1回目を見た。2回目は新宿バルト9に、実際に撮影に使用したマスクが展示されるので見てきた。ソリッドカラーでOKだ。ということで塗料も購入。
劇中でハチオーグは和服を着て日本刀で戦うが、偶然にもRZ34のルーフフィニッシャーは日本刀をイメージしたものだと知る。ますますぴったりだ。
車とハチオーグを見比べながらイメージが固まる。各オーグにはエンブレムが設定されていたので、ポンティアックファイアバードでよくやるように、ボンネットにどーんと入れよう。マスクに記されているオーグの名称は左右のドアに。ナンバープレートにはSHOCKERのマーク。内装は蛍光オレンジと黒、ブレーキキャリパーもメタリックオレンジで蜂っぽく。巣のハニカム模様もサイドスカートに入れる。デカール自作のノウハウはすでに習得済みだ。
■製作過程
エンジンこそないものの部品点数はそれなりに多いが、最新のキットとあって組みやすいし塗りやすい。
電飾もRX-7で経験済みなので同じようにやればよい。ライトケースが前後に長いのでLEDを仕込むにはお誂え向き。ボタン電池は実車のエンジン部分に仕込んでシャシー裏にスイッチを出した。「目」はネットにあるハチオーグの画像を加工してデカールで再現。グリーンの色味(塗料の厚み)はLEDを点灯させながら吹き重ねていき、いい具合のところで止めた。
プリンタを新調したので自作デカールは用紙を替えたが、発色はいいものの急曲面(特にサイドスカート)に貼るのは難儀して何度かやり直した。
■完成
ハチオーグも実車もかっこよく、キットは精密、それをわれながらいいアイデアで組み合わせて、満足の行く出来となった。
(敬称略。command Z)[2024/02/02記]
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フジミ模型 1/24 TDF PO-1 地球防衛軍 ウルトラ警備隊 ポインター
購入:2020/07ごろ 製作開始:2021/11/02? 完成:2022/06/21?
ボディ色:GSIクレオス Mr.メタリックカラーGX GX214 GXアイスシルバー
■購入の経緯
ポインターは「ウルトラセブン」に登場する、ウルトラ警備隊の高性能水陸両用車である。各種兵器等を装備し、ホバークラフトのように水上も走行できる。実車は1957年式クライスラーインペリアルをベースに改造。放送当時、筆者はインペリアルを知らず、また車体に大きく手を加えているため、さすがにあの姿で販売されているとは思わなかったものの、「何の車種だかわからないがかっこいい車」だった。
プラモデル製作再開当初に、確か秋葉原の中古店で見つけてすぐに購入したのだと思う。マットビハイクルと同じ頃じゃないかな。
■計画と準備
最大の問題は塗色だ。いまネット等で確認すると、実車はほぼ無彩色の銀色だと思うが、空の色を反射したり撮影・現像の影響か、青味を帯びて映っている画像も多い。警備隊のユニフォームの色(青味のグレー)にも引っ張られて、昔から何となく青っぽいイメージがある。ここは思い切ってブルーに寄せることにし、クレオスのGXアイスシルバーが実にいい感じの青味の銀だったので選択した。プラモは実車の縮小コピーではないし、塗色に作品の世界観を反映してもいいではないか(この手法はGT-Rに続き2台目)。
また前方下部フォグランプの筐体は実車では白色だが、ボディと同色の方がかっこいいのでここもアイスシルバーにしよう。
各種兵器は選択式のものもあるが、なるべくたくさんの兵器を取り付けることにした(笑)。リアウインドウは接着せず、その時々でミサイルランチャーと取り替えられるようにした。ランチャーは2種のうち「タイプA」を選択。
■製作過程
元がアメ車なので、それまでに作った国産車に比べてデカいデカい(笑)。
キットの成型色はちょっと謎で、大部分を黒く塗るシャシー周りも含めて多くは銀色なのに、一番銀色であってほしいボディ周りはなぜか白(笑)。どうせ塗装するので今回は関係ないが。せっかくなので、きれいな成型色は生かすいつもの方針に従い、シャシー裏の銀色にしたい部分はマスキングして残した。
アイスブルーは、青味が強すぎたらホワイトシルバーなどを混ぜようと考えていたが、いわゆる瓶生でイメージにドンピシャの色合いだった、素晴らしい。
部品点数は少なめで(兵器等の細かいボディ外装品はそれなりにある)、古いキットゆえ一部のパーツがやや歪んではいたが、おおむねさくさく組めた。しかしデカールは経年劣化しており、水に漬けたらバラバラになってしまった。初めは、一部分だったらハセガワのフィニッシュで代用することも考えたが、全体的にそうであった。幸いまだパーツ注文が可能だったので新たに取り寄せた。今後同じような場合は先にスキャンしておくのがいいな。デカールは大きくて複雑な形状の部分もあったが、ほぼうまく貼れた。
■完成
とにかく元の車がかっこいいし、色も思い通りのイメージに塗れたので満足。50年以上前の車なので時代を感じてしまう部分もあるが、それも含めて。
先日は特撮仲間の知人と、セブンでモロボシ・ダン隊員を演じた森次晃嗣氏が経営するレストラン「ジョリー・シャポー」に行った際にも持参し、森次氏に見ていただいた。
そうしたらその同行した知人から「自分には作れないので、キットは買うから作って」と、キャデラックに続いて製作依頼を受けてしまった。色などは「実車のように作るのもいいけど、この色(アイスシルバー)もかっこいい、おまかせ」とのこと。悩みどころである。
(敬称略。command Z)[2024/01/17記]
]]>11月18〜19日、母と箱根旅行に出かけた。母は高齢だが元気で「久しぶりに旅行に行きたい、昔よく行った箱根がいい」と言うので決めたのだ。一昨年の箱根が良かったので、同じようなコースをたどることにした。ただし全体に軽めで、特に2日目は帰りの電車以外フレキシブルな行程を組んだ。
往復とも小田急ロマンスカーを利用。一昨年乗った50000形VSEは引退してしまったので、最新の70000形GSEにしよう。ちょうど新宿発1000の「はこね3号」がそうだ。1カ月以上前に計画を立てたので発売日に予約できた。展望席はすぐに埋まってしまったが、その後ろ2列目が取れた。
当日、最寄駅から新宿に出て「箱根フリーパス」を購入し小田急に乗換。GSEの前には60000形MSEが発車していったが、母曰く「青はロマンスカーらしくない。やっぱりオレンジ」と(笑)。天気は良く快適な旅。箱根湯本で箱根登山鉄道線に乗り換え。母は久しぶりなので駅舎や車両が新しくなったと言っていた。晴れてはいるが、駅のアナウンスで「強風のため箱根ロープウェイと箱根海賊船は運転・運航見合わせ」とのこと。箱根は交通の便が良くフリーパスもあり計画はどうにでも変更できるので、とりあえず行けるところまで行こう。
ちょうど昼ごろ強羅着。昼食は母が以前に筆者の弟たちと入った蕎麦店へ。人気店で少し待った。コロナでいろいろ縮小したのかメニューが減っていたが味は良かった。母は食欲旺盛、2人で3品を食べた。
箱根登山ケーブルカーで早雲山へ。ロープウェイはやはり止まっており再開の見込みは立っていないとのことなので、引き返して強羅まで下りる。明日風が収まってロープウェイと海賊船が動いたら「箱根ゴールデンコース」を通常と逆に回ろう。今日は箱根ガラスの森に行くことにし箱根登山バスで移動。あちこちで紅葉がきれい。ガラスの森は筆者は初めて、ゆっくりはできなかったが一通り見て回った。
再び箱根登山バスに乗車し「二の平入口」で乗り換え。ここからは去年通ったルートを逆に行く。「大芝」で下車し少し歩いてホテルへ。母は元気で自宅の急な階段も上り下りするが、緩い坂道などには弱いとここでわかり以後は留意する。
ホテルは外国人バックパッカーなども利用する欧米スタイルで、母に合うかやや心配だったが、気に入ってくれて良かった。部屋は2階建ての2階、芦ノ湖がよく見える。
荷物を置き、予約しておいた徒歩5分のイタリアンレストランへ。サラダ、パン、スペアリブなどを食べてワインを飲んだ。再び徒歩でホテルに戻る。
母が寝たので、筆者は1人で1階共用ロビー併設のカウンターバーへ。今夜の宿泊客はわれわれ以外は欧米人のようだ。隣席にオーストラリア人女性(筆者より少し年上)が来て一緒に飲み始め、音楽などの話題で会話が弾んでFacebookのアドレスを交換。
2日目。筆者も母もよく寝た。ホテルのおしゃれな朝食はパン、キッシュ、チキン、サラダなど。ネットで交通情報を見るとロープウェイも海賊船も始発から運転・運航予定とのこと、よしよし。
元箱根港から海賊船で桃源台港、桃源台からロープウェイで大湧谷乗り換え強羅(雪を被った富士山がよく見えた)、強羅から登山電車で箱根湯本。
湯本では時間に余裕を見ておいた。まずは昼食。どこも混んでいたが少し並んでうどん店に入れた。続いて母が知人・友人への土産に蒲鉾や饅頭を買う。筆者は荷物持ち。帰りの電車までまだ時間があるので喫茶店でケーキとコーヒーを。
帰路は30000形EXE(EXEαへは未改造)。近いうちに乗れなくなるので貴重だ。夕暮れ時の移動になり富士山のシルエットがよく見える。夕食は新宿でトルコ料理を食べて帰宅した。(command Z)[2024/01/11記]
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■伝説
中国では鱗介類の長。水と密接に関係し雨をもたらす。時が到れば天に昇り地上と超越的世界を結ぶ。仙人や死者が竜や竜船に乗る、天子の象徴が竜などはこの霊性に基づく。礼記では四霊の一。四神では東に位置づけられ青竜。仏教伝来に伴い仏法を護る八部衆の一としての竜が中国古来の竜と重なり四海竜王の観念が定着。仏典や中国の小説・戯曲には竜王や竜女が現れ、季節の行事にも水と豊作を司る農業神的性格が見られる。
日本でも竜神(水神)が祭られる。梵鐘の竜頭など竜を象った仏具は多い。竜・辰の付く地名も広く分布、竜飛崎(青森)龍泉洞(岩手)龍ヶ崎市(茨城)竜王町(滋賀)辰野町(長野)天竜川(長野他)九頭竜川(福井)竜田川(奈良)たつの市(兵庫)竜王山・龍王山(多数)龍河洞・竜串(高知)竜ケ岳・龍ケ岳(多数)龍郷町(鹿児島)等。
西洋ではドラゴンと呼ばれ宝物を護り火を吐く。地霊の性格を表し権力や豊穣の象徴、畏敬の対象。古代ローマ軍旗、英王家紋章、バイキング船の舳に用いられた。キリスト教に取り入られた竜は邪悪なシンボルとなりサタンと同一視。
■自然界
タツノオトシゴ:雄が育児嚢で卵を保護する得意な繁殖。
コモドドラゴン(コモドオオトカゲ):最大の爬虫類で体長4mに達する。
リュウグウノツカイ:全長10mに達する深海魚で日本近海にも分布。
リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ:名前は長いが何の変哲もない海藻。アマモとも。
リュウゼツラン:多肉質の葉から糖汁液を採りテキーラを作る。
烏龍茶:烏は黒褐色、龍は曲がった形状が竜の爪に似るから。
りゅう座:夏の北天に見える。α星ツバンは古代エジプトの北極星。ギリシャ神話でヘスペリデスのリンゴの木を守る竜。
りゅうこつ座:春の南の地平線に見える。α星カノープスはシリウスに次ぎ明るい恒星。
竜巻:積乱雲から漏斗・柱状に垂れる雲と、陸で砂塵、海で水柱を伴う激しい空気の渦巻。
■物語
竜門點額:白居易が助けた小鯉が竜と化す。中国は「黒い竜白い竜」等も。
浦島太郎:乙姫は竜王の娘。他に「竜宮童子」「竜宮女房」「竜と琵琶法師」「龍になった娘」「竜の目の涙」等。
龍の子太郎:太郎は竜に変身した母を踏み台に成長。
エルマーとりゅう 他:エルマーが竜の子を助けて冒険。
はてしない物語:幸せの竜が主人公と共に活躍。
竜の年:ポーランド古城の伝説が下敷き。
ドラゴンボール:少年ジャンプ連載、アニメも。
ドラゴンクエスト:中世ヨーロッパがイメージのRPGシリーズ。
燃えよドラゴン 他:ブルースリー主演のカンフー映画シリーズ。
竜がモチーフの怪獣はキングギドラ、マンダ、ナース等。
■音楽・スポーツ
竜笛は雅楽で用いる竹製の横笛。竜吟、竜鳴とも。
「ドラゴンの年」はスパーク作曲の吹奏楽曲。
80年頃に中国のロックバンド龍団(ドラゴンズ)が活躍。
エイジア1st alのジャケットはロジャーディーンが描いた竜。
ドラゴンアッシュはヒップホップがベースのバンド。
中日ドラゴンズは大日本野球連盟名古屋協会として発足。愛称ドラゴンズは1947〜。
大相撲では多賀竜、玉龍、天竜、闘竜、播竜山、双津龍、竜ヶ崎、龍虎、妙義龍、朝青龍、朝赤龍、鶴竜、豊昇龍らが三役。戦闘竜はセントルイス出身。天龍は前頭筆頭からプロレス転向。
プロレスではマジックドラゴン、ウルティモドラゴン(率いた団体は闘龍門→ドラゴンゲート)、ドラゴンキッドが活躍。藤波辰彌はドラゴンスープレックス(飛龍原爆固め)等が得意技。鷹木信悟の愛称はザ・ドラゴン。
■諺・慣用句
画竜点睛。虎口を逃れて竜穴に入る。登竜門。竜門點額。屠竜の技。竜虎相搏つ。竜頭蛇尾。竜の鬚を撫で虎の尾を踏む。
(command Z)[2024/01/03記]
]]>モノグラム 1/25 1959 キャデラックコンバーチブル
預かり:2023/01/28 製作開始:2023/01/29 完成:2023/11/26
ボディ色:成型色(ピンク)
■製作の経緯
ルノー4の回に書いたが、蕨のセッションバーPINK CADILLACでセッションに参加した際、完成したプラモデルを見せびらかしたら、何と店長が「(ピンク色の)キャデラックのプラモがあるんだけど、最近老眼で作るのが厳しいから、よかったらcommand Zさん作ってよ。いつでもいいから」と、初の製作依頼を受けてしまった(笑)。ので今回は購入ではなく製作の経緯。
自分で買って作るのは原則として1/24縮尺のキットだが、今回は1/25だ(欧米のキットには多い)。
■計画と準備
箱のヨレ具合から察するにそこそこの年代物。最初の発売は1992年らしいがその頃のものだろう。中身のプラスチックは若干退色・変色している部分があった。
アメリカのメーカーなので組立説明書は当然英語で書かれている(色名のみはフランス・ドイツ・スペイン語を併記)。欧米メーカーの説明書でも、塗色の指定はタミヤやレベル(GSIクレオス)の製品番号・色名で指定されていることがよくあるが、今回のは一般的な色名だけ。ネットで実車を画像検索するなどして、以下のように置き換えることにした。ピンクは成型色がきれいなのでボディにクリアコートのみ。
指定なし(ボディ・内装のピンク部分) →成型色(ピンク)
GLOSS BLACK →ブラック
GRAY →ニュートラルグレーIII
SATIN BLACK →成型色(メタリックブラック)
GOLD →ゴールド
DARK BLUE →ロイヤルブルー
ALUMINIUM(エンジン・足回り) →フラットアルミ
ALUMINIUM(ボディ外装品)・指定なし(ボディのモール) →アルミシルバー
WHITE →スプレー部:サーフェイサー(白)、筆塗り部:フラットホワイト
FLAT BLACK →つや消しブラック
STEEL・指定なし(車名エンブレム) →シルバー
■製作過程
最も華やかなりし頃のキャデラックなのでとにかくボディがデカい(笑)。 1/25縮尺にもかかわらずうちにあるほとんどの1/24モデルより大きい。例外は元が同じアメ車のポインターだけか。
知らなかったが当時のキャデラックのエンジンは多くの部分が濃い青色だったのか、面白いな。そう言えば昔のフォードのエンジンには一部が赤いものがある。
白くする部分の成型色はピンクか白だったが、白い方も黄ばんで(茶ばんで?)いたので、大きいパーツには白のサーフェイサーをスプレーで吹いてしまう。細かい部分はフラットホワイトを筆塗り。
経年劣化かパーツが長いのでもともとかわからないが、ボディが若干ねじれていた(前半分に対し後ろが進行方向左に回転)。模型用ホットガンを持っているので使うことも考えたが、経験が少ないので預かり物にはちょっと怖い。手で軽く真っすぐにして接着し、乾くまでマスキングテープを貼って押さえ込む方法で、言わないとわからない程度には改善できた。
ボディの長いモール(実車はたぶんクロームメッキ)はシールを貼って再現するが、これがなかなかの優れ物。ハセガワのフィニッシュのような薄いフィルム状で、きれいに仕上げられた。
開閉がそれぞれ選択可能なボンネットと屋根には、貼ったりはがしたりできる接着剤を塗り、そのときどきで好みの状態を再現できるようにした。
■完成
デカいアメ車や派手なテールフィンは好みでなかったが、作ってみるとやっぱりかっこいい。
写真をSNSにアップしたところ「バービーちゃんが乗っていそうなかわいいピンク♡」とのコメントが。知人の画廊主からは「これは喜ばれるでしょう!」とのお墨付き。
クイーンセッションで店に行くので、間に合うように完成させて持って行くと「これは!きれいに作ってくれて!」と、店主から喜びの声をもらえてよかった。
(command Z)[2023/12/20記]
]]>12月9日、旧知のセッションバーで久々にクイーンセッションが開催されたので参加してきた。
幹事J氏は北海道在住で自身はほとんど演奏しない(少し歌うくらい)にもかかわらず、時々東京でセッションを主催している希有な人だ。今回は最初にクイーンのコピーバンドのミニライブ、その後にセッションの変則的な構成。
当日。まずは近所のスタジオへ。コロナ以降ドラムを叩く機会が減っているので、個人練習を2時間予約しておいたのだ。
早めに会場に着くと入口前に数人が並んでいた。察するにクイーン歴の長そうな人たちだが見慣れない顔が多いので少し話すと、主にコピバンのライブが目当ての人たちだったようで、中にはセッションの開催自体を知らない人もいて笑ってしまった。それにしてもこうやって初めて会う人たちがまだいるとは、さすがにファンの裾野が広いバンドだ。
開場したので店内へ。まずは店主から製作を依頼されていたプラモデルを壊さないうちに渡してしまう(詳細は次回執筆予定)。受付を済ませさっそく生ビールとカレーを注文。セッションで筆者は出番が多いので、ドリンクはともかく「食事」はミニライブの間にあらかた済ませておきたい。
このコピバンは以前にも見たと思うが、その後メンバーが代わり、また実績を積んだらしく、なかなかの出来で、盛り上がりのうちに終了した。筆者はリーダーのR氏を15年くらい前、彼がフレディ・マーキュリーのコスプレだけをして、やはりこの店でのクイーンセッションに現れた頃から知っているので感慨深い。
機材の入れ換え兼休憩を挟んで、いよいよセッション。筆者がドラムを叩いたのは以下の8曲。ほぼ王道のナンバーで、いずれも過去に叩いたことがあるものばかりだ。
■We Will Rock You (Fast)
オープニングの定番曲で、やはり盛り上がる。
■Great King Rat
ややマニアックな曲だが筆者は好きなので、ダメモトで「表明」したらロン(演奏者がそろって成立=演奏決定)してしまった。真っ先に「便乗」してくれたボーカルのF氏とは初対面だったが、その辺りの話がはずむはずむ。任意の長さでブレイクが入る箇所は、筆者がめっちゃわかりやすく次の入りを主導した。原曲を正確にコピーするだけでなく、セッションではこういうことが大事だ。
■Play The Game
■Somebody To Love
テンポがゆっくりな曲はハシるとかっこ悪いので、そうならないようきっちり叩く。この曲に限らずピアノのほとんどはコピバンのピアニストが弾いたが、若いのに曲自体やドラムと合わせるポイントをよく把握していたのでやりやすかった。
■Brighton Rock
この曲は逆に勢いが大事だ。キメ、特にギターと合わせる箇所も多いが、弾いたのが店長で以前にもこの曲で共演しており、破綻なく完奏できた。
■Bohemian Rhapsody
最初と最後はゆっくりきっちり、中間部後のハードロック部分は盛り上げて叩く。
■We Will Rock You (slow)
♪ドンドンパッ、ドンドンパッ(笑)
■We Are The Champions
事前の掲示板では筆者が叩くことに決まっていたが、セッション途中でリスナー参加者が「初心者でこの曲しか叩けないんですけど、よかったら叩かせてもらえませんか」と言ってきたので快諾した…が、その人は筆者の演奏を見て怖じ気づいてしまい「やっぱりいいです、叩いてください」と。完成度に関しては緩いセッションだしせっかくなので、筆者が「じゃあ1番だけ叩いてもらって交代しましょう」と提案(それが可能な曲なので)。
叩き始めたら本当に初心者だったが(笑)(ドラムが最初に入る「ジャーン」でバスドラムが踏めていない)他の演奏者がしっかりしていて崩壊はしなかった。どこで1番が終わるのかも把握できていなかったが、筆者が促して交代し無事に完奏。
(command Z)[2023/12/18記]
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11月8日、映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」を見てきた。ゴジラ生誕70周年記念作品。
特撮・怪獣・ゴジラは好きで、特に「シン・ゴジラ」は劇場で18回見た。しかし本作について事前に考えたのは、「1回は見ると思うけど、監督が山崎貴だから、変な方向に行ってる可能性もあると思ってあんまり期待してないんだよねー」…であった。
「ALWAYS 三丁目の夕日」は(テレビで見ただけだが)面白かった。「寄生獣」は評価が高い。「SPACE BATTLESHIP ヤマト」も(これは劇場で見た)多くの制約があっただろう中よくできていた。テレビアニメ本放送からのヤマトファンである筆者が見ても、だ。特に黒木メイサ演じる森雪のキャラクターは、筆者にはアニメシリーズの雪より魅力的だった。
しかし、である。百田尚樹原作「永遠の0」を撮っちゃったのだ。詳細は省略するが筆者は見るはずもない。本作の時代設定が終戦直後で監督は山崎と発表されたときに、筆者は「(戦争や自己犠牲を肯定や美化するような)変な、嫌〜な方向に行っていなければいいが」と考えた。戦争で日本が何をやったかという話はどうしても入ってくると思ったのだ。筆者をよく知る知人にも「なるほどそれでcommand Zさんは反応がイマイチだったのか」と納得された。
俳優陣は強力だ。主役の神木隆之介&浜辺美波は朝ドラ「らんまん」コンビじゃんと思ったら、ゴジラの方が話が先にあったそうだ。浜辺は「シン・仮面ライダー」に続いての特撮主演。バイプレーヤーでは谷口翔太がシンゴジに続いての出演(ちなみに永遠の0にも出ていて3作とも軍人役)。安藤サクラ、青木崇高、佐々木蔵之介、吉岡秀隆らが脇を固める。
公開週は旅行で見に行けないし、シンカメへの評が的を射ていたYouTubeチャンネル「無限まやかし」で取り上げられるだろうから(現時点までなし)参考にしてから見に行くか決めてもいいと考えた。
公開直後にはTwitter(現X)で「ゴジラ-1.0は自己犠牲礼賛映画にならなかったのが本当によかった」と言ってる人がいたから大丈夫そうだ。果たして。
結論として、シンゴジほどではないが普通に面白かった。パンフで監督も語っているがシンゴジとは違う路線を取っていた。
・人間ドラマに重点
・当然だがSFXは良くできている
・歴代シリーズ(特にシンゴジ)で描かれた、ゴジラを生物学的に分析する描写はほぼない(放射能との関連は描かれるが言葉では説明されない)。意図的に入れなかったのだろう
・シンゴジやGMK(「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」)へのオマージュが散見
・公開直後に見た大槻ケンヂは「ゴジラ史上一番怖い」と言っていたそうだがその通り。特に冒頭の身長15mのゴジラの襲来シーン。以前からの筆者の持論だが、平成以降のゴジラは大きすぎて、災害としては恐ろしいが、生物として怖いのは「ジュラシック・パーク」のTレックス(人間と目が合う大きさ)なのだ。
・田中美央が初期シリーズに出てきそうないい雰囲気
事前の心配は杞憂に終わった。むしろ「この国は人の命を大事にしない」「報道統制はいつものこと」(大意)など批判的だった。
その時点では「監督は基本的に技術の人でRでもLでも請われれば撮っちゃう人なのでは」と思ったが、Twitterには「大日本帝国は間違っていたと断じている」「監督による百田との決別宣言」「永遠の0でも(中略)特攻と軍上層部への怒りは胸に迫った。監督の意思だろう」といった、筆者より詳しい人たちの踏み込んだ発言があり安心した。本作中の台詞ではないが、永遠の0では貧乏くじを引かされたのかもしれない。
「この国はまだまだやれる。そう感じるよ」(シンゴジより矢口副長官の台詞)
(敬称略。command Z)[2023/12/04記]
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この2日間は天気予報どおり晴れて、気温も(東京マイナス5度ではあるが)寒いというほどではなかった。2日目は普通に早起きできたので、無理なく可能な範囲で出発を1時間前倒し。3連休最終日なので、帰路の第1いろは坂は往路の第2ほどではないらしいが渋滞の可能性も考えた。
朝食を取る。前日の夕食同様ビュッフェだが、やはり品数が多く美味しい。特に「湯葉グラタン」(主にチーズとブラックペッパーでシンプルな味付け)が良かった。
チェックアウトし、ホテルのすぐ前が湯元湖なので紅葉など眺め、826湖畔前発。バスで842赤沼着。戦場ヶ原の自然研究路を、湯川という川にほぼ沿って竜頭ノ滝まで約40分のハイキング。道の両側はだいたいカラマツ林、他のハイカーともすれ違う。滝の周辺は結構にぎわって、外国人旅行者もいる。「竜頭の滝」バス停を探していたら、隣の「菖蒲ヶ浜」バス停に着いてしまった。942菖蒲ヶ浜発。
いろは坂はスムーズに通過できたが、駅の手前で少し混み、1100頃東武日光駅着。この後に乗るのはJRだが、土産を買うには東武駅前の方が店が多いだろう。当初はここで昼食の予定だったが、予定の前倒しにより宇都宮に変更。「おみやげ処やしお」で名産の生湯葉を買う。
JRの日光駅はすぐ先、立派な駅舎で有名だ。日光線は数年前から文字表記などのデザインをレトロ調で統一している。到着した電車からは思った以上に大勢の外国人旅行客が降りてきた。折り返し1125日光発。木立の中を走る。途中「文挟(ふばさみ)」は風情のある駅名だ。
1208宇都宮着。宇都宮のホームにも折り返し列車に乗る人が多数。国鉄→JR日光線は東武とのライバル争いに負けた印象が強かったが、考えたら成田や羽田からは東京駅に出て東北新幹線で宇都宮を経由した方がわかりやすく便利かもしれない。マニアな筆者は(京急〜都営浅草線〜)京成で関屋/牛田乗換とかやるかもしれないが(笑)。
東口から外に出る。宇都宮は2017年にエドワード・ゴーリー展を見て餃子を食べて以来。当時の東口は再開発工事の真っ最中だったが、新しいビル群がすっかり完成し、ライトレールの黄色い車両の姿が見える。昼食はライトレールが見える店で餃子を食べようと、オリオン餃子宇都宮駅東店へ(奥の席だったので見えなかったが)。餃子3種とチャーシュー丼にグラスビール。
ちょうど今月から発売されたライトレール1日乗車券を購入し、1312宇都宮駅東口発。鉄道をある程度じっくり撮影するのは久しぶりだが、今日は時間にそれなりに余裕があるので、まずは終点の芳賀・高根沢工業団地まで乗り通して好撮影地を探す(よくやる手法)。一番行きたかったのは平石中央小学校前〜飛山城跡間の鬼怒川橋梁だが、どちらの駅からも遠いので今回は断念。
1400芳賀・高根沢工業団地着。1406発で折り返して、グリーンスタジアム前と駅東公園前で途中下車し、並木とポップな外装のビルをそれぞれ絡めて撮影。1518宇都宮駅東口着。
家族からメールで湯葉追加のリクエストが入ったので駅ビルで購入し、帰途に就く。歩いて西口へ。東武宇都宮駅までは目抜き通りでバスは頻繁に出ている。1545宇都宮駅西口発(関東自動車)→1550東武駅前着。1626東武宇都宮発→1658新栃木着。1659発→1702栃木着。待っている間に旧(現?)スペーシアの「日光詣」編成と「1720系リバイバル」塗装編成が通過していった(当初は旧スペーシアで帰る案もあった)。
スペーシアX8号が入線して1737栃木発。1編成に4席のボックスシートは、1人プラス200円でレア度と個室感を満喫できる。ただしリクライニングしないので仮眠には不向き。1845浅草に着いた。(command Z)[2023/11/20記]
]]>東武鉄道の新型特急用車両N100系「スペーシアX」が7月15日にデビューした。当然、事前に告知がなされ(2022年11月11日に導入計画と外観を発表)、これは乗りたいと思い、もちろん日光・鬼怒川方面への特急列車に充当されるに決まっているので、日光なら秋の紅葉を見て温泉に入ろうと旅行の計画を立てた。
紅葉の見頃は場所(標高)にもよるが10月中旬〜11月初旬。せっかくなので「SL大樹」にも乗ろう。宇都宮で8月に開業したライトレールにも乗ろう。ホテルは中禅寺湖畔、少しハイキング程度は歩くかな。東照宮など史跡は余裕があったらでいいや。
スペーシアXの座席は豪華なものも含めて複数種類がある。人気の観光地&シーズン&列車なので候補日は何カ所か決めておき、3回目のトライで、日程は11月4-5日に決定、往路はスペーシアXのスタンダードシート、帰路はなんとボックスシート(1編成に4席のレア席)が予約できた。SL大樹は東武の都合でDL大樹に、ホテルも湯元湖畔に変更となったがよしとしよう。
11月4日当日。東武線の亀戸水神→曳舟経由で浅草へ。「まるごと日光 東武フリーパス」を購入。ホームに上がるとすでにスペーシアXは入線していた。浅草はホームが短いので先頭車両の撮影は諦める。スペーシアX3号、定刻900発。車内は静か、偶数列目の席を狙って取ったので眺望も良い。こういう豪華列車で最初は下町を通るのが東武の味わいだ。
ひたすら関東平野を走り、栃木辺りから山が見えてきて、1042下今市着。列車は東武日光行だが、1つ手前で乗り換え。同じホームの向かい側から1044発の各駅停車新藤原行で、1110 鬼怒川温泉着。入れ違いでSL大樹が発車していく。そのあとにDL大樹が入線、しばらく停車しているようだ。外に出て駅前で転車台を撮影。昼食は中華の予定だったが、変更して「レストランたしろ」で、とちぎ和牛を使ったちょっとリッチなカレーを食べた。
駅に戻ってDL大樹(4号)に乗り込み、1253鬼怒川温泉発。DE10-1109が牽引する客車3両編成で、筆者はスハフ14-1に乗車。クッションの利いた青いモケットのシートが超懐かしい。降りる10分前からは展望席に移動して風や走行音を楽しむ。考えたら筆者はSLやDLが牽引する列車に乗ったのは初めてかも(ELは何度もある)。35分の乗車だったが満足。
1328下今市着。1332発。1駅乗って1340東武日光着。スペーシアXのデビューに合わせて駅舎をリニューアルしたそう。ただし駅前の雰囲気は変わっていなかった。廃止された日光軌道線の100形が保存されており撮影。バスに乗り換えるが、事前のニュースで知ったようにいろは坂が渋滞で3時間余計にかかるとのこと。途中、明智平でケーブルカー廃線跡を見てロープウェイに乗る予定だったが諦める。弾力的な計画を立てておいてよかった。いろは坂の紅葉は初めのうち見えていたが途中で日が暮れてしまった。
中禅寺温泉からはすいすい走り、それでも予定より2時間遅れて1905ごろ湖畔前着。すっかり暗くなっている。おお硫黄の臭いがするぞ。ホテルはバス停のすぐ近く。新しくきれいなホテルだ。途中で遅れる旨を電話したところ、チェックインより先に食事も可能とのことでありがたい。夕食は食堂でビュッフェ形式だが、品数が多く名物の湯波など郷土料理も用意されていて、どれも美味しい。軽く小瓶のクラフトビールを飲んだ。
客室にはユニットバスのみなので、大浴場で温泉に入る。露天風呂やマッサージチェアもあり、くつろぐ。チェックインの際に「夜鳴き麺 無料サービス券」をもらった。担々麺のみで、筆者は十分に満腹だったので食べなかったが、気の利いたサービスだ。(command Z)[2023/11/16記]
]]>イタレリ/プラッツ 1/24 ランボルギーニ ディアブロ
購入:2023/10/12 製作開始:2023/10/12 完成:2023/10/31
ボディ色:
GSIクレオス Mr.メタリックカラーGX GX206 GXメタルパープル &
タミヤカラー ラッカー塗料 LP-44 メタリックオレンジ
■購入の経緯
Xマス、バレンタインデー、ハロウィンに騒ぐのは興味がないが、ハロウィンカラーのカーモデルは1台作ってもいいかなと思い付いた。車種もそれっぽいものがいい。ランボルギーニのディアブロは悪魔の意味だったな。そうしよう。
キットは数社から出ているが、入手しやすい中でアオシマのは全てヘッドライトが固定式だ。リトラクタブルで作りたいのでイタレリ製(プラッツが輸入)を通販で購入。せっかくなら10月31日までに完成したい。
■計画と準備
ボディカラーは紫を基調、部分的にオレンジ・黒・グリーンを配すべく、いい機会と思いガイアノーツのエヴァンゲリオンカラー(パープル・オレンジ・グリーン)を購入。…が、ネットでディアブロの画像を検索するときれいな紫メタリックの個体がいくつもヒット。ランボ30周年記念モデルか。うん、この紫がいいな。ということで方針変更。
クレオスのGXメタルパープルは、まさにこの車を塗るために作られたと思うほどぴったりの色合いで決定。であればオレンジもメタリックをと、これはすでに持っていたタミヤのメタリックオレンジに。全体を紫、「開く」箇所(ボンネット・リトラライトのカバー・ドア・エンジンフード)をオレンジにしよう。グリーンはなくてもいいや。屋根・ミラーなど一部を、これも持っていたクレオスのメタルブラックに。
■製作過程
部品点数は少なく、一部でパーツの合いが悪かったものの、工作はさくさく進んだ。
塗装にはやや難儀した。まずプラ成型色が赤なので、上に吹くメタリック色の発色が良くなるよう定番の光沢黒を吹く。手順としては次にオレンジ。思ったより隠蔽力が弱く茶色っぽいな。でもまあこんなものかな(これが良くなかった)。
いよいよ紫。うおお実にきれいな発色。ひとまず吹き終える。しかしオレンジの色味とバランスが悪いなあ。ということでオレンジを手直しすることに。紫部はいじりたくないのでいくつか方策を考えた。
オレンジ部だけ塗装を落とし、成型色に直接かまたは別の下地(銀か白?)を吹いてやり直すのは、うまく行けばきれいだが紫に悪影響が及ぶリスクが大きい。オレンジ部に上から別の明るい例えばパールオレンジを吹く? しかし隠蔽力が未知だ。
そう言えばとりあえず使い道がなくなったエヴァオレンジがあるのでこれをオレンジ部にまず吹き、違和感ないようならそこでストップ。下地として使えそうだったらさらに上から、先に吹いたのと同じメタリックオレンジを吹いてはどうだ。結果的に最後の案でいい感じに仕上がったので(厚塗りにはなったが)OK。
紫とオレンジで粒子感が違うが塗料自体のものなので、機会があればもう1台レベル製のディアブロでも作るかな(笑)。そのときは今回と同じGXメタルパープルに、オレンジ部はGXレッドゴールドにクリアオレンジを加えるのがいいだろう。
ウインドウにはクリアグリーンを薄く吹いたが、きれいに仕上がらず1回塗装を落としたところで盛大にひびが! パーツをランナーから切り離すときに小さなひび(それだけならボディとワイパーに隠れて気にならない程度の)を入れてしまったのが原因だ。横着は禁物!
■完成
何とか10月中に間に合った。ひびは見る角度によっては目立たない。ウインカーを塗り忘れたのと、ナンバープレート(デカール自作が必要)、あった方がかっこいいのでリアウイングをプラ板で自作は引き続き行う予定。
(敬称略。command Z)[2023/11/02記]
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ユニオンジャック(ユニオンフラッグ)つまり英国旗が好きだ。国家主義とは関係ない。いくつか使われた場面が好きと言えばいいだろうか。また歴史的にはいろいろあった国だがロックをはじめ英国文化が好きなことには関係する。
デザイン自体は悪くはないが取り立てて素晴らしいというほどでもない。ただ、イングランド・スコットランド・アイルランドの各国旗を合体させたと子どものときに知り面白いと思った。レインボーマン「合身の術」時の額の紋章やブルートレイン併結時のヘッドマークの先達だったわけだ。
■英国館
最初に(そして過去最高に)かっこいいと思ったのは1970年大阪万博の英国館だ。
万博自体が予習して楽しみに出かけたし、個性的なデザインの各パビリオンも好きだった。太陽の塔、ガスパビリオン、オーストラリア館、東芝IHI館、リコー館、スイス館、みどり館…。
その中にあって英国館は、吊り構造を採用しているとはいえ普通に下から見ると主張はそれほど強くない。ところが(たぶん開催中は空撮写真が積極的に公開されず)後から「毎日グラフ」か何かで知ったが、上から見ると屋根全体に巨大なユニオンジャックが描かれていた。つまり空から見ないとわからないのだ(ナスカの地上絵か)! 子どもなのでそういう言葉は使わなかったが、やられたとかセンスいいとか見えない所に気を遣うとかそんなことを思った。ついでに「英国館」という呼称もかっこいい(アメリカは「アメリカ館」)。
■007
「私を愛したスパイ」冒頭、スキーで滑りながら敵と戦ったボンドは雪山の崖からダイブ。しかしパラシュートが開くと全体が巨大なユニオンジャックになっていた。
■ブリティッシュ・ブルドッグス
80年代に活躍したプロレスのタッグチーム。メンバーはもちろんイギリス出身のダイナマイト・キッドとデイビーボーイ・スミスのいとこ同士。日本でも人気を博し筆者も好きだった。キッドは初代タイガーマスクのライバルとして有名だが、チームとしては特に全日本プロレス「世界最強タッグ決定リーグ戦」における対マレンコ兄弟戦が名勝負。
このチーム名はWWFに移籍してからのもので、同時期にタイツの背面(お尻の部分)にユニオンジャックをあしらったおそろいのコスチュームを着用するようになった。
■デフ・レパード
80年にデビューしたシェフィールド出身のハードロックバンド。83年「炎のターゲット」発表後に初来日し筆者も渋谷公会堂に聴きに行った。NWOBHM勢の中では比較的ポップな曲調でステージ衣装も黒や銀でなく赤黄白などを着ていたが、このときボーカルのジョー・エリオットはユニオンジャックをあしらったタンクトップで登場しこれはこれでかっこいいと思った。
■Tシャツ
そんなこんなでTシャツも2着持っている(写真)。1枚はミニクーパーのイベントに出演した際にもらったが、1枚はデヴィッドボウイのコピーバンドのステージ衣装として買った。
■ミニクーパー
プラモデルで「初代ホンダシビック(すでに購入済み)のボディカラーは実用一点張りな感じのダークグリーンが良かった」から「デザイナーはミニクーパーのダークグリーンが念頭にあったと思う」という話になり結局ミニクーパーも買ってしまった。
ボディカラーはシビックと似すぎてもつまらないので、同じイギリス車のジャガーグリーンを選択。現ミニにあるが屋根は一面にユニオンジャックを描く。国旗の色そのままでもいいが、これも現ミニにある「ナイトジャック」なるモノトーンの配色にしよう。テールランプもこれまた現ミニにある、ユニオンジャックを半分ずつ左右に振り分けたデザインのデカールを自作して電飾も仕込むのだ。
(command Z)[2023/10/19記]
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